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一人の人間がそこにいた。 人間は巨大な、それこそスポーツドームにでも設備されているもののように巨大なモニターの前で座っていた。 肘掛に腕を置いて臍の前で手を組み、モデルのように長くアスリートのように鍛えられた足を組み、優雅に椅子に座している。 視線はモニターの真ん中にとまっているが、不思議なことにモニターは何も映さず闇をたたえているだけだ。 人間はそれでも見ていた。 モニターを。 これから始まるゲームに想いを馳せながら。 「君は誰が生き残ると思う?」 人間に、不意に言葉が掛かる。 野太く、それでいて機械が発したような無機質な声。 場には誰もいないはずなのに、声だけが響いた。 その事態に人間は僅かな動揺もなく、それがさも当然のように対応した。 視線は変わらずモニターに残したまま、口を開く。 「難しい質問だな。ふむ、正直に言えば『分からない』……それが答えだ」 言葉に淀みはなかった。 透き通るような声が場に響く。 人間以外に誰もいない空間に。 寂しく広がっていく。 「『分からない』……か」 「さっきのはは全てを知った上での質問か? 君はこのゲームの結末が分かっているのか?」 「ああ、『分かっている』」 「……そうか」 声が続く。 姿なき存在と人間との会話。 闇に包まれての会話は、誰にも届くことはない。 「不思議なものだ。残虐なルールを定義し、狭い箱庭に人々を閉じ込める―――ただそれだけで人々は己を見失い、変わってしまう。弱く、脆く、儚い存在だ」 「それが人間というものだ。……だが、どんな物事にも例外があるように、人間にだって例外が存在する。いかな状況にあっても、己を曲げぬ存在がね」 「己を曲げぬ、か。……本当に存在するのかな、そのような存在が」 無機質な声にようたく感情らしきものが芽生える。 人間の言った内容に、思うところがあるらしい。 「君も知っているじゃないか。彼もその一人だよ」 「彼は、己を曲げないのではない。曲げられないのだよ。いや、曲げられなかったというほうが正しいか」 人間の小さな笑い声が響く。 確かに無機質な声の言った通りだったからだ。 「ハハ、言えてるな。だが、そんな人間こそこのゲームでは輝くだろうさ」 「この陰鬱な遊戯の中だからこそか……ふむ、一理あるな。だが光輝くといっても、それで生き残れるという訳ではない。 光り輝き、目立つからこそあっさりと逝ってしまうのだと、私は提言するよ」 声は、それきり途切れてしまう。 再び、痛いほどの沈黙が場を支配する。 無音。 声はおろか、何らかの音すらもしない世界。 人間だけが手を組み合わせて、場に居座る。 「大半はそうだろうね。でも、私は思わずにはいられない」 人間がポツリと呟いた。 今度こそ、誰かに聞かせることを目的としたわけではない、本当の意味での独り言だ。 「『アイデンティティ』を有し、己を確立し、己を貫いた者にこそ生き延びて欲しい……そうあって欲しいと、私は思うよ」 それきり人間も口を閉ざす。 静寂と暗闇の中、静寂と暗闇だけを映すモニターを見詰めて、人間が座る。 始まりは目前へと近づいていた。 ◇ ―――HOHOHO!! 楽しい、楽しい、ゲームの始まりだ!! ◇ ブルース・ウェイン―――いや、バットマンは気付けば木椅子に座らされていた。 クッションも肘掛もない、無骨で安上がりな木椅子だ。 客をもてなすには到底相応しくない椅子に、何時もどおりのマスクとマントとスーツを装着して座する。 周囲にはバットマン同様に木椅子に座る人々がいた。 数は三十四。 近くの友人と声を掛け合わせる者や、警戒の眼差しで周囲を探る者……人々の反応は様々だ。 だが、全員に共通しているのは決して椅子から立とうとしない事。 バットマンは小さく息を吐き、己の丹田に力を吸い込むように息を吸った。 直後、バットマンの身体に力がこもる。 大の大人五人分はあろうかという常人離れした力。 身体が一回りほど膨れるが、それでもバットマンの身体自体はピクリとも動かなかった。 何故なら、彼の身体には一本の光の輪っかが着けられているから。 小さなフラフープを思い描いてもらえると分かり易いか。 彼の身体と木椅子の背もたれとを、その小さな光るフラフープが縫い付けているのだ。 加えてそのフラフープは頑丈。 バットマンの怪力をもってして、まるでビクともしやしない。 数秒ほどの渾身の後に、バットマンは力を抜いた。 上昇する心拍を感じながら、周囲に視線を撒く。 周りの人々も彼同様に輪で繋がれ、身動きがとれないようであった。 「さて、そろそろ頃合かな。まだ目を覚ましていない者もいるが、流石に時間切れだ。ゲームを始めよう」 拘束された人々しかいないそこに、声が響いた。 スピーカーからだ。 よくよく見ると部屋の正面にはスピーカーと一台のモニターがある。 声に次いで、モニターに明かりが灯った。 「私の名前はオジマンディアス。殆どの者とは初めましてになるのか。まぁ良い。私が今回のゲームの主催者だ」 モニターに映ったのは、整った顔立ちの男であった。 美男子であり、かつ妙齢の落ち着きも有している。 成る程、この顔で甘い言葉の一つも囁けば大半の女性は『コロリ』といってしまうだろう。 「今回、君達をこうして集めたのは他でもない。とあるゲームに参加して欲しくてね。それで少しばかり拉致させてもらった」 だが、モニター越しから届いた声は女性を蕩かせる甘い言葉ではなかった。 拉致。 不穏な雰囲気を含んだ言葉に、誰かの息を呑む音が聞こえた。 次いですすり泣くような声も。 そちらを見ている余裕はバットマンにはなかった。 男の言葉に何かキーワードのようなものがないか耳をそばだてていた。 「ゲームのルールは簡潔だ。『殺し合い、生き残れ』―――それだけだ」 その言葉に、すすり泣きすらも消えた。 バットマンも一瞬ではあるものの驚愕に思考を止めた。 殺し合い、生き残れ。 意味は分かるが、頭が、正常な理性がそれを受け入れようとしない。 「この場にいる三十四人で殺し合い、生き残った者だけを解放する。それ以外のルールはなしだ。どんな残虐で姑息な手を使用しても構わない。 ああ、勿論、勝ち残った者への報酬はある。何でも好きな願い事を一つだけ叶えよう。何でも、そう何でも、だ。願いはどんなに荒唐無稽なものでも構わない。 今すぐ海賊王にしろでも、七十年前のあの時代に戻せでも、自分を『人間』に戻せでも、だ」 続く言葉が紡がれた時には、バットマンは自身を取り戻していた。 冷静に男を観察し、その表情や声色を探る。 だが、そう意外なことに、男の様子に狂った様子はなかった。 男は全くの素面で全てを語っている。 それは男の中では有り得る出来事なのか、それとも本当の意味で男が狂ってしまっているのか、バットマンの観察眼をもってしても判別ができなかった。 「食料と水は十分に用意する。それと殺し合いの会場となる場所の地図もだ。時間に制限はないが、食料には限りがある。その事を考慮して動いて欲しい」 着々と進行していく場に、声を挟む者はいなかった。 語り終えた男は人々を見回し、薄い笑顔を浮かべる。 人々の反応に満足しているのか、それとも語りたい事を語れた満足感なのか。 分からない。分からない事ばかりだ。 聞こえていたすすり泣きは、もはやただの泣き声と変化している。 当然だ。こんな異常事態に平静でいられるものこそ、普通ではない。 「―――と、一つ大事なルールを伝え忘れていた」 深刻な事態にバットマンが灼熱の感情を沸きあがらせたその時だ。 オジマンディアスは、本当に今思い出したかのように声を紡いだ。 モニターが切り替わる。 男の表情から一枚のダブレット端末へと画面がすり替わる。 その画面には様々な名前が記載されていた。 そして、それぞれの名前の横には赤色と青色の丸印があった。 「これは一つの救済処置だ。殺し合い以外の生存方法といっても良い」 その言葉に俄然人々は注目を向けた。 直前までの絶望感を消し去る、先ほど説明されたゲームとやらを根幹から揺るがすルールの出現だ。 注目するなという方が無理な話だ。 「さて、今見てもらっているこれは参加者名簿というものだ。これも各自に配布しようと考えている。 よく見てくれ。皆の名前の横に赤色の○と青色の○があると思う。○の種類は三種類。赤と青と黒だけだ。これ以外には存在しない。 そいて……そうだな、この○から赤色が消え去った時、つまりは全てが青色か黒色になった時に、会場からの出口が出現する。その出口を潜れば、晴れてゲームから解放だ。 出口を潜った全ての者は生還させよう。優勝者への特典もそのまま贈呈しよう」 内容はシンプルだった。 名簿の○印が青と黒に染まれば殺し合いは終了。 全ての者は生存できる。 単純だが、重大なルール……そして、それは大きな『希望』となるルールであった。 「赤と青に区分けされているが、そこには『定義』がある。ある一定の『ルール』に従い、君達は区分されている。それぞれの色は『定義』に従って変化することがある。 赤だった人物が青に、青だった人物が赤にといった具合にだ。その『定義』の詳細を語る事はできないが、判断するのは私だ。私の判断で赤と青の区分は実施される。 心配しないでくれ。私は『定義』に従い、公平に区分を実施していくつもりだ。色が変化されたと確認された人物は、その都度端末で変更を知らせ、名簿の色も変更される。 『定義』について推理し、参加者間で協議するのは君達の自由だ。私達は何ら関与しない」 ようするに陣取りゲームのようなものだ。 ただ青色と赤色に分けられる『定義』を解読し、それに参加者達が従っていく必要がある。 名簿を見れば既に半分程は青○で染まっている。 その『定義』とやらもそう難しいものではないのだろう。 バットマンは僅かに安堵を覚えた。 「最後に黒○の『定義』だけは教えておこうか。―――『黒○=死者』だ。死んだ者は黒○に変化する」 だが、安堵も一瞬で凍り付いた。 タイムリミットは存在するのだ。 殺し合いが拡大し、もうどうにも止められなくなる前に。 それよりも早く『定義』を解読し、殺し合いを阻止せねばいけない。 「さぁ、始まりだ。君達の選択を見届けさせてもらおう」 始まる。 十数分前までとは違う、三十三の命を救うための戦い。 戦場はゴッサムではなく、見知らぬ会場。 青と赤に分けられた戦場で、謎を解き、全てを救う。 「―――願わくば、己を確立し、己を貫いて欲しい。私は、そう、願っている」 決意するバットマンの耳に届いた最後の声は、何故だか祈るように聞こえた。 ◇ 「追加のルールか。考えたものだな」 そして、場に残されるは人間が一人。 先までは沈黙を貫いていたモニターは遂に稼動を始め、参加者の動向を逐一捕捉していた。 それらモニターを眺める人間。 響く声は、やはり人間の発したものではなかった。 「私のこんな思いつきなど既に予測していたのだろう? 笑っても良いさ。こんなもの、矮小な人間の気まぐれでしかない」 人間は自嘲を零して、小さく笑った。 「そうだな。だが、これこそが君の知りたかった答えなのだろう? なら、それで良い。小さな箱庭の、矮小な『神』よ」 声は平坦なものであった。 「貫き通せるものかな。人は」 答えは無かった。 絶望的なゲームをモニターに収めて、『人間』はそれを見詰める。 一筋の涙が、その頬を伝っていく。 その涙の正体を知るのは、人間と声の主くらいであろう。 人間が、人間にしかなれなかった存在が、モニターを見詰め続けていた。 【アイデンティティ・バトルロワイアル―――開催】
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一人暮らし板の汚部屋スレの基準より Lv. 汚部屋レベル/部屋の状況等 0 (潔癖)高級ホテル級。生活感が無いとすら感じられる。 汚れの存在 皆無。ホコリなど論外 机・ベッド等の上 ピカピカ&ピシッ 床面の露出 完璧 収納の状況 すべて収納。ミリ単位で整理整頓。 知らない物の割合 チェックリストすら… 廃棄物 ゴミ箱は常に空。 臭気・生物の繁殖 化学の力で制圧済み 1 (清潔)極めて快適。見事。 汚れの存在 家具の裏や下もちゃんと掃除 机・ベッド等の上 放置されているモノはなし。 床面の露出 ほぼOK。あったとしても一時的に置いてあるだけ。 収納の状況 基本的にすべて収納。整理整頓。 知らない物の割合 0% 廃棄物 ゴミ箱の中 臭気・生物の繁殖 皆無 2 (キレイ)快適。部屋のサイズと物の量が適切。 汚れの存在 見える範囲にはない。 机・ベッド等の上 さっき使っていたものや服が少しあるくらい。 床面の露出 1、2点置いてあるくらい 収納の状況 だいたい整理整頓。積んであったりするモノは無い。 知らない物の割合 1%以下 廃棄物 ゴミ箱の中。あったとしてもまとめてある。 臭気・生物の繁殖 皆無 3 (並)一人暮らしとしては十分。 汚れの存在 見える範囲にはない。たまにゴミが落ちていたりする。 机・ベッド等の上 服があったり。本やノートが置いてあったり。 床面の露出 カバンとか読みかけの本とかが放置。 収納の状況 多少崩れてはいるが整頓してある。 知らない物の割合 5%以下 廃棄物 さっき食べた弁当の空が1コくらいは仕方がない 臭気・生物の繁殖 皆無 4 (ややキタナイ)平均値はこのくらい?ちょっと物が多いかも。 汚れの存在 小さなゴミが落ちていたり 机・ベッド等の上 放置されているものが多少ある。 床面の露出 服とかが脱ぎ捨てられている。 収納の状況 整理はしてあった。整頓もしてあった。今は、もう… 知らない物の割合 10%。家具の下・裏にお宝が。 廃棄物 あくまでも置いてあるだけ。 臭気・生物の繁殖 不快ではないがニオイがしたりすることもある。 5 (キタナイ)汚部屋なんてまだまだ…なはず。 汚れの存在 明らかにゴミが落ちている。 机・ベッド等の上 一面覆われる。一応使ってるし、場所もちゃんと把握してるし。 むしろ機能的! 床面の露出 5割を切る。洗濯しろよー。したらしまえよー。 収納の状況 容量オーバー気味。あふれた物が積み上げられはじめる。 知らない物の割合 25% 廃棄物 ナマ系がポツポツ。発酵する前に捨てましょう。 臭気・生物の繁殖 たまに彼らと遭遇する。偶然入ってきただけさ…きっと 6 (かなりキタナイ)ヤバイぞ。 汚れの存在 液状の何かが… 机・ベッド等の上 もういっぱいいっぱい。 床面の露出 1割を切る。一部で積層化。 収納の状況 完全にパンク。自由に取り出せない。 あちこちに積み上げられはじめる。 知らない物の割合 50%。 廃棄物 カピカピになっていたり、どろどろに溶けていたり… 臭気・生物の繁殖 なんだか異臭が 7 (屋敷) うわー。出たー 汚れの存在 カビが… 机・ベッド等の上 機能するかどうかの限界。 床面の露出 ついに消失。2層、3層なんてところも。 収納の状況 山と化す。たまに崩れる。 知らない物の割合 70%。いつか使うはずだったんだけど… 廃棄物 もう区別がつかない。 臭気・生物の繁殖 奴らの巣が! 8 (トロピカーナ)いやだ!あの部屋だけは…あの部屋だけは…!! 汚れの存在 もういいです。 机・ベッド等の上 そもそも所在がわからない 床面の露出 深い方の地層はそろそろ化石に。 収納の状況 積み上げられたゴミによって部屋が仕切られて。 知らない物の割合 90%以上。何故トーテムポールが…? 廃棄物 一部で自然に帰っていたり 臭気・生物の繁殖 かなり豊かな生態系が構築される。 9 (人外魔境)閉鎖されました。軍によって。
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登録日:2020/10/25 Sun 18 34 28 更新日:2020/10/25 Sun 18 34 28 所要時間:約 15 分で読めます ▽タグ一覧 DC Universe DCコミックス Earth-0 Prime Earth アマゾ アメコミ イヤー・オブ・ヴィラン グリーンランタン ジェームス・タイニンⅣ ジャスティス・リーグ ジョン・スチュワート スコット・スナイダー スーパーマン ダニエル・サンペレ ハビ・フェルナンデス バットマン バリー・アレン パーペチュア フラッシュ フランシス・マナプル ブルーノ・レドンド プロフェッサー・アイボ ホルヘ・ヒメネス ホークガール ポストフラッシュポイント マーシャン・マンハンター ミスター・Mxyzptlk リージョン・オブ・ドゥーム レックス・ルーサー ワンダーウーマン ワールド・フォージャー 『Justice League The Sixth Dimension』は2019年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。 +作品情報 『Justice League Vol.4』#19~#28 発売 2019年3月から 脚本 スコット・スナイダー(#19~#21、#23~#25前編)、ホルヘ・ヒメネス(#19~#21、#23~#25前編) ジェームス・タイニンⅣ(#22、#25後編~#28) 作画 ホルヘ・ヒメネス(#19~#21、#23~#25前編)、フランシス・マナプル(#22)、ハビ・フェルナンデス(#25後編~#28)、 ブルーノ・レドンド(#27)、ダニエル・サンペレ(#28) 日本では2020年に小学館集英社プロダクションから邦訳本が発売されている。 スコット・スナイダーとジェームス・タイニンⅣによる『ジャスティス・リーグ』・サーガ第4巻。 6次元世界における『ジャスティス・リーグ』の戦いとレックス・ルーサーの陰謀を描いた作品。 2019年後半を彩るイベント『イヤー・オブ・ヴィラン』の序章でもある。 前半は正義を実現した6次元世界を舞台に、受け入れるしか無い困難に立ち向かうヒーローの強い意志が描かれる。 脚本には作画を務めるホルヘ・ヒメネスも参加しており、日本の漫画から影響を受けたという彼のアイデアが盛り込まれている。 また#22はパーペチュアの過去が語られ、これまで断片的に描かれてきた現在のマルチバースの歴史を掘り下げている。 後半は新たな戦いの序章となっており、準備を整える『ジャスティス・リーグ』と暗躍するルーサーの姿が描かれる。 2019年後半を牽引する『イヤー・オブ・ヴィラン』のクロスオーバー『The Offer』の1つで、マーシャン・マンハンターがその対象に選ばれている。 『Justice League Vol.4』#19~#25前編 『Justice League Vol.4』#25後編~#28 『Justice League Vol.4』#19~#25前編 【物語】 『ジャスティス・リーグ』はホークガールの翼に浮かび上がった高次元への地図の秘密を知るため、 5次元世界出身のミスター・Mxyzptlkを呼び出し、彼からマルチバースを支配する6次元世界の存在を知った。 パーペチュアの野望を阻止する答えを求め、スーパーマンは独りで6次元世界に向かい一瞬にして年老いた姿で戻ると、 『ジャスティス・リーグ』を6次元世界で見つけ出したパーペチュアに勝利した可能性のマルチバースへと案内する。 犠牲を払い平和を実現した世界を受け入れかけた『ジャスティス・リーグ』だったが、隠された真実があることを知った直後、 スーパーマンに扮していたワールド・フォージャーが姿を現し、平和を実現した方法を『ジャスティス・リーグ』に明かす。 パーペチュアに勝利した方法とは将来敵となる人物を事前に捕らえ敵を最小限にすることであり、 それを3次元世界で実現する方法は可能性のマルチバースと現在のマルチバースを置き換えることだった。 当然『ジャスティス・リーグ』は反対するも、バットマンだけはある理由からワールド・フォージャーに協力しようとしていた。 一方3次元世界では暴走するミスター・Mxyzptlkを前に『リージョン・オブ・ドゥーム』が立ち上がっていた。 【登場人物】 ≪ジャスティス・リーグ≫ 世界を守るヒーローチーム。パーペチュアに勝利するため、6次元世界の可能性のマルチバースへと向かいその方法を探る。 しかし独自の方法でパーペチュア阻止に動くワールド・フォージャーの手で、スーパーマンは隔離世界に閉じ込められ、 バットマンは協力関係を結び、その他のメンバーは邪魔者が閉じ込められたアポコリプスの監獄に送られてしまった。 スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル) メトロポリスを守る鋼鉄の男。ミスター・Mxyzptlkとの戦いの中で6次元世界への抵抗力を得ていたため、 先遣隊として6次元世界に向かうが、その存在を脅威に感じていたワールド・フォージャーによって隔離世界に封じられてしまう。 限られた光しか存在せず力を失っていくが、父と息子との思い出を胸に脱出を試みる。 バットマン(ブルース・ウェイン) ゴッサムを守る闇の騎士。可能性の世界の自分が命を落としたことを知るも、 遺志を継いだ者たちがゴッサムにもたらした光を目の当たりにし、その実現のためワールド・フォージャーに協力する。 仲間になることを証明するため、スーパーマンがいる隔離世界の太陽を彼に光が届かないよう動かした。 そして仲間たちの説得を任され、その切り札に可能性の世界の自分が生み出し人々の思考を探る『サンボックス』を改造した、 人々の思考を変える力を持つアーマーを与えられ、アポコリプスの監獄から脱出した仲間たちの説得に挑む。 ワンダーウーマン(ダイアナ)、グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、フラッシュ(バリー・アレン)、マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)、ホークガール(ケンドラ・ソーンダース) 6次元世界の可能性のマルチバースへと向かったメンバー。 それぞれの可能性の世界の自分が犠牲者と向き合いながら幸せに生きているのを喜んでいたが、 その世界を実現する方法が未来の罪で悪を裁くという方法だったため、ワールド・フォージャーと敵対しアポコリプスの監獄に送られた。 脱出不可能な監獄の中で妥協する事も考えたが、可能性の世界のマーシャン・マンハンターとホークガールの息子シェインと 可能性の世界の『リージョン・オブ・ドゥーム』の協力で脱出し、可能性の世界の自分たちそしてバットマン相対する。 メラ、スターマン(ウィル・ペイトン)、ジャーロ 3次元世界に残ったメンバー。メラはアトランティスのため、スターマンはジャーロの力を借りて記憶を取り戻すために残った。 ジャーロはバットマンによく懐いており、彼を父親と慕って将来ロビンになりたがっている。 主要メンバーに留守を任されたが、突如暴走を開始したミスター・Mxyzptlkに追い詰められていく。 ≪6次元世界≫ マルチバースを支配する世界。かつては創造主パーペチュアと彼女の生み出した3兄弟が住み、マルチバースを管理していた。 現在は3兄弟の1人ワールド・フォージャーが、パーペチュアの野望を阻止できるマルチバースを生み出すために使用している。 数え切れない可能性を試した末に、将来の敵を含む多数の犠牲者を生み出しながらも完全な正義を実現した世界が誕生した。 そしてワールド・フォージャーは3次元世界を住人は現在のもの、世界の状況は可能性のものに置き換えようとしている。 ワールド・フォージャー(アルフェウス) パーペチュアが生み出した3兄弟の1人で、『世界の鍜治場』からマルチバースに適した世界を生み出す存在。 『ソースウォール』にパーペチュアが封じられて以来、審判の日を回避するためのマルチバースを生み出そうとしていた。 そしてふさわしい世界を生み出すとミスター・Mxyzptlkの力を借りてスーパーマンを隔離世界に封じ込め、 自身は年老いたスーパーマンに扮し『ジャスティス・リーグ』を可能性の世界におびき寄せた。 当初は彼らに可能性の世界の良さを知ってもらい穏便に済まそうと考えていたが、彼らが真実を知ったため正体と計画を明かし、 従わなかったメンバーをアポコリプスの監獄に送り、協力の意思を示したバットマンを仲間と認め計画を進めていく。 そして世界を置き換えるための準備を整えると、監獄から脱出した『ジャスティス・リーグ』を協力者と共に迎え撃つ。 ジャスティス・リーグ 世界を守ったヒーローチーム。 メンバーは バットマン(ディック・グレイソン)(*1) ワンダーウーマン(ダイアナ) ホワイトランタン(ジョン・スチュワート) フラッシュ(*2) マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ) ホークガール(ケンドラ・ソーンダース) 全員が3次元世界のものより歳を重ねている他、マーシャン・マンハンターとホークガールは結婚し子供を授かっている。 『ホール・オブ・ジャスティス』をより開けた場に作り変えた『ハウス・オブ・ジャスティス』を拠点にしている。 ワールド・フォージャーの導きで現れた3次元世界の『ジャスティス・リーグ』に可能性の世界の素晴らしさを説いていく。 しかし真実を知った彼らと対立し、ワールド・フォージャーと共に戦いを繰り広げる。 実はワールド・フォージャーへの協力は自分たちの意志ではなく、バットマンのアーマーで思考を捻じ曲げられたため。 シェイン・ジョンズ マーシャン・マンハンターとホークガールの子供。火星人の外見と大きな翼を持ち、強力な超能力を有する。 両親と行動を共にしていたが、実は現在の世界のあり方に不満を抱いており、3次元世界の両親に真実を伝えた。 そしてで3次元世界の『ジャスティス・リーグ』と共にアポコリプスの監獄にたどり着き、看守の目を逃れ彼らを助け出した。 ロイス・レーン、ジミー・オルセン アポコリプスの監獄の管理者とその部下。ロイスはいつもどおりの外見だが、ジミーはミスター・オズに似た外見をしている。 ロイスは現在の可能性の世界の出身ではなく、ワールド・フォージャーが初期に生み出した世界の出身。 彼と共に正義を実現した世界を探し求めたが、失敗するたびに友人そして家族を失い続けた。 特にスーパーマンは毎回抗い命を落とし、息子ジョンも殆どの場合は父親に続いて命を落としていた。 そして今回の可能性の世界はスーパーマンを含む多くの犠牲を生みながらも、ジョンが生き延びたことで受け入れたのだった。 『リージョン・オブ・ドゥーム』の手を借り監獄を脱出した3次元世界の『ジャスティス・リーグ』に、 スーパーマンのロケットに使われた睡眠プログラムを利用した兵器を使用するも後一歩及ばずに取り逃した。 リージョン・オブ・ドゥーム 世界の解放を目指したヴィランチーム。 メンバーは ダークサイド チーター(バーバラ・ミネルバ) サール・シネストロ ゴリラ・グロッド(*3) 自分たちの過ちを悟り、償いの思いを込めて監獄から逃げ出した3次元世界の『ジャスティス・リーグ』を助け出した。 そして『ジャスティス・リーグ』をワールド・フォージャーの元に送るための時間稼ぎとして最後の悪事である特攻を仕掛けた。 また人々の思考を変える力を持つバットマンのアーマー対策としてジャーロに破壊工作を命じていたが失敗に終わった。 ヴィラン マルチバース中のありとあらゆるヴィラン。将来的にルーサーに協力すると判断されアポコリプスの監獄に送られた。 シェインが3次元世界の『ジャスティス・リーグ』を救出した際に檻が壊れ、彼らに襲いかかるも『リージョン・オブ・ドゥーム』の妨害で取り逃した。 ブラックホーク島、STARラボ、セミッシラ、ゴッサム 『ジャスティス・リーグ』が普段働いている拠点。いずれも高みを目指す『ジャスティス・リーグ』の信念に基づいている。 『ブラックホーク島』はマーシャン・マンハンターとホークガールの拠点で全惑星の宇宙港。復活した火星人も使用している。 『STARラボ』はホワイトランタンとフラッシュの拠点で、滅亡したマルチバースの復活に従事している。 セミッシラはワンダーウーマンの拠点で、より開けた環境になり女性ヒーローと共に真実を伝えて回っている。 ゴッサムはバットマンの拠点で、バットマンをシンボルに太陽に照らされた明るい街へと変化しており、 『アーカム・アサイラム』はアルフレッドの献身を讃えた医療施設『ペニーワース・ホーム』に改修された。 ≪その他≫ ミスター・Mxyzptlk 5次元世界出身で、悪戯のような行動でスーパーマンを苦しめてきたトリックスター。 『ジャスティス・リーグ』の罠にハマり3次元世界におびき出され、パーペチュアの脅威を前に彼らと協力することになった。 6次元世界の情報を伝えるなど協力的だったが、『ジャスティス・リーグ』を送り出すと本性を現し、 ワールド・フォージャーの指示で現実を操る力により、3次元世界を消して可能性の世界への置換を絶対のものにしようとする。 3次元世界に残ったヒーローを圧倒するが、『リージョン・オブ・ドゥーム』が呼び出したバットマイトに苦戦を強いられる。 リージョン・オブ・ドゥーム 世界の解放を目指すヴィランチーム。 メンバーは 大企業レックス・コープの社長レックス・ルーサー 機械と一体化し最高の知性を得た惑星コレクターブレイニアック(ブリル・ドックス) 呪いによって姿を変えられた考古学者チーター(バーバラ・ミネルバ) 相手の感情の闇を力に変えるサール・シネストロ 天才的頭脳とサイキック能力を持つゴリラ・グロッド ある計画のために暴走するミスター・Mxyzptlkの前に現れ、彼に対抗できるバットマイトを呼び出した。 パーペチュア 7つのエネルギーを用いマルチバースを生み出した創造主。『リージョン・オブ・ドゥーム』に確保され覚醒の時を待たれていた。 元々はオムニバースを支配する『ソースの審判者』にマルチバースを生み出すように指示された存在で、 その過程を円滑にするためにワールド・フォージャー、モニター、アンチモニターの3兄弟を生み出した。 同じように指示された存在が『ソースの審判者』が望むように調和の取れたマルチバースを生み出す中、 彼女は独創的なものを目指し、本来マルチバースを生み出した時点でその宇宙を離れるはずが関与を続けていた。 さらに『ソースの審判者』に対抗し打ち倒す戦力として、火星人と地球人のハイブリッド体を生み出していた。 しかし3兄弟の裏切りでその行為を『ソースの審判者』に知られ、猛禽類の姿をした『ソースの審判者』の遣いによって、 戦力である火星人と地球人をかけ合わせた存在で作られた『ソースウォール』に閉じ込められた。 オーバーモニター(マー・ノヴ)、アンチモニター(モビウス) パーペチュアが生み出した3兄弟の内の2人で、それぞれマルチバースの生と死を見守る存在。パーペチュアの回想に登場。 パーペチュアに与えられた役目を果たしていたが、オーバーモニターは別のマルチバースを観察して彼女の企みに気が付いた。 そして宇宙の果て『プロメテア銀河』から『ソースの審判者』にメッセージを送り、パーペチュアを追放することになった。 その後は協力してパーペチュアの復活に備えるはずだったが、アンチモニターが不満を抱き対立し現在に至っている。 ジョン・ケント スーパーマンとロイス・レーンの息子でクリプトン人の力に目覚め始めスーパーボーイとしてヒーロー活動をしている。 スーパーマンの回想に登場し、伝統に従って手作りで祖父の弔いのランタン作りをしていた。 しかし当日に雨が降ってしまい祖父に思いを告げることが出来なかったが……。 『Justice League Vol.4』#25後編~#28 【物語】 6次元世界から戻ってきた『ジャスティス・リーグ』だったが、世界は大きく変化していた。 ミスター・Mxyzptlkの暴走を食い止めたルーサーは『ジャスティス・リーグ』が隠していた宇宙の危機を公表し、 全人類に自らを偽らずヴィランとして生きるよう呼びかけた後、自ら命を投げ捨て残された資産を必要とする者に与えていた。 ワールド・フォージャーの予想通り最悪の事態に直面した『ジャスティス・リーグ』は、反撃のための戦力確保に動き出す。 そんな中マーシャン・マンハンターはかつてルーサーが見せた善性を諦められず、彼の行方を探し始めていた。 【登場人物】 ≪ジャスティス・リーグ≫ 世界を守るヒーローチーム。ルーサーの策略で人類の信頼を失うも決戦に向けた戦力集めを開始し、 主要メンバーがマルチバースのヒーローとオーバーモニターに助けを求めに旅立った。 数多くのヒーローが協力しており、ヴィランとして暴れる市民の対処やルーサーたちの捜索、若手ヒーローの訓練を行っている。 マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョンズ)、ホークガール(ケンドラ・ソーンダース) 様々な超能力や変身能力を持つ火星人と猛禽類のマスクをつけた悠久の時を戦い続ける戦士。 マーシャン・マンハンターはルーサーの引き起こした世界の混乱を感じながら、 幼少の頃に彼が見せた善の部分を忘れられず、彼を説得しようと独り行方を探していた。 数少ない情報からルーサーの隠れ家らしき場所に向かうも、プロフェッサー・アイボの罠にハマり捕まってしまう。 ホークガールは『ホール・オブ・ジャスティス』に残っていたが可能性の息子シェインのことで悩んでおり、 メラの後押しもあってマーシャン・マンハンターと話し合おうして、彼を探し出しピンチを救った。 そしてホークガールが死んだルーサーより生きているシェインを優先するようマーシャン・マンハンターを説得していると、 突如現れたドローンから死んだはずのルーサーの映像が浮かび上がった。 スーパーマン(クラーク・ケント/カル=エル)、バットマン(ブルース・ウェイン)、ワンダーウーマン(ダイアナ)、グリーンランタン(ジョン・スチュワート)、フラッシュ(バリー・アレン)、、ワールド・フォージャー(アルフェウス) マルチバースのヒーローとオーバーモニターの協力を仰ぎに向かったメンバー。 あらゆるヒーローの拠点『ヒーローの館』でマルチバースのヒーローに宇宙の危機を説明した後、 かつて『モニターズ』が築いた国ニルでオーバーモニターを発見、悲嘆に暮れる彼を説得し手を結んだ。 そしてアンチモニターを探しに『反物質宇宙』の惑星クワードに向かう。 メラ 姿を消したアクアマンの婚約者で海底王国アトランティスの女王。ホークガールと共に主要メンバーの留守を任されている。 ホークガールの苛立ちを理解し、彼女をマーシャン・マンハンター捜索に向かわせた。 スターマン(ウィル・ペイトン) 『総和体』のパワーをその身に宿すヒーロー。可能性の世界からやって来た自分の存在に悩むシェインを勇気づけた後、 マルチバースだけでなく『ハイパータイム』を超え援軍を求めるため、ジャーロとシェインの力を借りようとする。 ≪ヴィラン≫ レックス・ルーサー 『リージョン・オブ・ドゥーム』のリーダー。大企業レックス・コープの社長でスーパーマンのライバル。 『リージョン・オブ・ドゥーム』と共にミスター・Mxyzptlkを倒し、宇宙の危機と人類の在り方を全世界に表明した。 そしてホワイトハウスでアマンダ・ウォラーから戦力となるヴィランの情報を手に入れると、 レックス・コープ本社と共に自爆したが、密かに火星人の遺伝子を組み込んだ肉体に生まれ変わっていた(*4)。 その後はブレイニアックの協力で選ばれた市民やヴィランにドローンを通じて自らの資産を分け与えている。 プロフェッサー・アイボ(アンソニー・アイボ)、アマゾ 人体と機械の合成を得意とする科学者と彼の生み出したロボット。アマゾはヒーローのパワーをコピーする力を持つ。 ルーサーの行方を探すマーシャン・マンハンターを、彼のトラウマであるライオネル・ルーサーの姿をしたロボットで罠にハメた。 『オメガ・タイタンズ』との戦いで破壊されたブレイニアックの修復でルーサーと協力し、 彼からかつてパーペチュアが生み出そうとした火星人と地球人のハイブリッド体『究極の野獣(エイペックス・プレデター)』の研究を任された。 捕らえたマーシャン・マンハンターから火星人の秘密を探ろうとしたが、ホークガールの登場で失敗した。 追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 名前 コメント
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概要 初登場:1941/12「All Star Comics」#8 クリエイター・アーティスト:ウィリアム・モールトン・マーストン、他 キャラクター プロフィール 本名:ダイアナ 人間としての名:ダイアナ・プリンス 種族・人種:アマゾン族/亜神 故郷:パラダイス島・Themyscira(セミッシラ/セミスキュラ) ホームタウン:ニューヨーク 人間界での職業:(元)大使、(元)政府職員 現参加チーム:ジャスティスリーグ(JLA) 過去参加チーム: オリジン 伝説のアマゾネス一族の姫君であり、ギリシャの神ヒッポリテの娘。 ヒッポリテがこねた粘土に神々が祝福することで誕生した。 このワンダーウーマンは、クライシスで粘土に戻ってしまう。 (後に、ゼウスとヒッポリテの間に生まれた娘がワンダーウーマンとなる。) かつてセミッシラに不時着し、脅威から島を守って命を落としたアメリカ人女性パイロット、ダイアナ・トレバーの名にちなみ、ダイアナと命名される。 さらに母の痕跡を探しに来たスティーブ・トレバーが島に漂着する。彼をアメリカに帰す必要が出る。 成長したダイアナはパラダイスアイランドから外界への親善大使の役目を負い旅立つ。 (アテネが事前に、「男の世界」(島の外の世界のこと)への大使を決めるように指示。数々の試練で選別した結果、ダイアナが大使になった。) その際、英雄である女性パイロットに敬意を表し星条旗を模したコスチュームを授かり、身に纏う。 ちなみに少女時代のワンダーウーマンも描かれており、これが初代ワンダーガールとなる(スーパーマンにおけるスーパーボーイのような関係) さらに幼児時代を描いたワンダーウーマンはワンダートットと呼ばれる。 なお、ワンダーウーマン、ワンダーガール、ワンダートットという時間が全く異なるため、決して出会うことがない三人+ヒッポリタ女王の「ワンダー・ファミリー」が一堂に会した話がある。 "Impossible Tales"と呼ばれるストーリーで、四人が「タイム・アンド・スペース・テレヴィシオール」という機械を通じて、一緒に冒険した。 最後は夢オチ。 後にアース-124.1というパラレルワールドになり、本来消滅するはずだったが残っている。 能力・技能 飛行能力、怪力、強靱な肉体、アマゾネスに伝わる格闘術(武器術等も含む)を身につけ、 銃弾をもはじくブレスレット、ダイアモンドも切り裂くブーメランティアラ、 捉られた者は嘘がつけなくなる真実の投げ縄を武器に戦う。 New52からはスーパーマン等を筆頭にした怪力系ヒーローとの差別化を図る為か剣を用いる様になる。 透明な飛行機とかも持ってるよ。飛べるのに。 クライシス前はワンダーウーマンは、大ジャンプは出来るが飛ぶ事は出来なかった。透明飛行機はその名残である。 弱点 矢や銃弾など貫通するものに弱い。 「アフロディーテの法」という、男に手首を鎖で縛られるとパワーを失うというフェティッシュな弱点がある。 装備品 ティアラ ブーメランの如く投擲武器として扱われる。 腕輪(「服従の腕輪」Bracelets of Submission) ヘパイトスによりイージスの盾から作られた腕輪。 ゼウスの雷を呼び出す能力付き。 真実の投げ縄 捕らえた相手に真実を語らせる投げ縄。 応用で精神病の治療も可能。 あくまでもワンダーウーマンが与えられた神の力(竈の神ヘスティアの「炎のシスターフッド」)を使った能力で、単純に投げ縄の力ではない。 敵に利用され自分が縛り上げられる事もあるが、無理に引きちぎることはできない。 剣と盾 New52以降多用するになった装備。特に名前は示されていないが(デザインもコロコロ変わる)、 剣はスーパーマンの体すらも斬る事が出来る程に高性能で、盾も某A氏の盾の如くかなり丈夫。 鎧 (そのままでも十分強いが)儀礼的な戦いの場では、鷲を模した鎧を着ることがある。 もちろん魔法の品である。 透明飛行機 飛行能力を持たない設定だった頃に使用していた、透明な飛行機その正体は機械生命体で、後にアマゾン一族の居住施設へと作り変えられた 昔は白い線で飛行機の輪郭が描かれたが、最近は全く何もない空間にワンダーウーマンがつかまっているように描かれる。バイオニック・ジェミーとのクロスオーバーでは、ジェミーが、バイオニックで強化された耳を使って、音を頼りに透明飛行機に乗った。 イベント限定品で、何も入ってないケースだけの「透明飛行機のフィギュア」が存在する 企画倒れになった「DC対トランスフォーマー(仮)」では、透明飛行機がトランスフォームする案が描かれている エピソード デニス・オニール 1968年、キャラクターのリニューアルとしてワンダーウーマンがスーパーパワーを無くし、コスチュームを変え空手で戦う展開となった(Wonder Woman #179) (象徴としての)コスチュームをなくし、イーチンという謎の盲目の東洋人と働くようになった。 空手が有名だが、マシンガンを抱えて戦う姿もあった。 が、反発からあっと言う間に元のワンダーウーマンに戻った(Wonder Woman #204 1973) デニス自身が語るところによると「スーパーパワーを持った有名なコミックキャラクターはワンダーウーマンぐらいしかいないのに、そのワンダーウーマンからパワーを奪うのか」と女性権利団体から非難を受けた事が原因だと言う。このリニューアルで、売り上げが相当落ち込んだことは確からしい。 この時期、DCが全体にリランチを行っており、スーパーマン(クリプトナイトを食べても大丈夫など)、バットマン(全体にダークなトーンに変更、アースワンのバットウーマンなどが変更された)などあったが、ワンダーウーマンが一番大きく変わった。 クライシス・オブ・ザ・インフィナイト・ワールズ クライシスの終わりに、アース・ワンのワンダーウーマンがアンチ=モニターと戦うが、アンチ=モニターのデスビームを浴びる。 しかし、アンチ=モニターは弱っていたので、ワンダーウーマンを殺すことはできず、ワンダーウーマンは時間を遡って、ワンダーガール、ワンダートットに戻って、遂にティミスキラの土に戻った。 従って、最初のワンダーウーマンは消え、クライシス後の新しい世界に、新しいワンダーウーマン(ゼウスとヒッポリタ女王の子ども)が生まれた。 アース・ツーのワンダーウーマンはオリンポスに登り、トレバーと結婚。その後(外部からの知らせで地上に降りたものが)邪魔されず、幸せに暮らした。 ワンダーウーマンの殺人 インフィナイトクライシス直前期、ブルービートルを殺したマックスウェル・ロードに激怒し、その首を捻り折って殺害。 マックスウェル・ロードがスーパーマンを洗脳し、バットマンやワンダーウーマンを強力な仇敵と思い込ませて、ロイス・レーン(の幻影)を襲うように見せたため、スーパーマンが暴走。 ワンダー・ウーマンはスーパーマンを止めるため、マックスウェル・ロードを真実の投げ縄で縛り、止める方法を教えるように迫る。 しかしマックスウェル・ロードは、スーパーマンを止める方法は自分を殺すことしかないと言う。ワンダーウーマンは苦渋の末、マックスウェル・ロードの首を捻って殺してしまう。(Wonder Woman #2 219) 以降、悪は殺してしまうべき、という考えを持つようになった。 この場面が何度も何度も、少なくとも10回以上は回想シーンで描かれたため、「首コキャ」と呼ばれ、ワンダーウーマンの持ちネタとしてすっかり定着してしまった。 マックスウェル・ロードの殺人シーンは、OMACからブラザー・アイシステムを使って全世界に放送されてしまい、みんなが知るところとなった。 シークレット・エージェント マックスウェル・ロードの殺人から1年間、人目を忍び、人間のシークレット・エージェント:ダイアナ・プリンスとして活動。 キルケの呪いにより、ダイアナ・プリンスの時は普通の人間のように傷つくようになった。 「ワンダーウーマン」をドナ・トロイが引き受けた。 登場作品一覧 日本語翻訳コミック DCスーパーヒーローズ キングダム・カム バットマン:ダークナイト・ストライクス・アゲイン JLA:バベルの塔 JLA:逆転世界 ジャスティス・リーグ:誕生 THE NEW 52! NEW52 ジャスティス・リーグ トリニティ バットマン/スーパーマン/ワンダーウーマン ワンダーウーマン ベストバウト ワンダーウーマン アースワン ワンダーウーマン アンソロジー ワンダーウーマン ザ・ライズ (DC UNIVERSE REBIRTH) ワンダーウーマン イヤーワン (DC UNIVERSE REBIRTH) 月刊スーパーマン 3号~ ほか メディア展開 実写映画 演:ガル・ガドット バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生(2016年) ワンダーウーマン(2017年) ジャスティス・リーグ(2017年) ワンダーウーマン2(仮題)(2019年公開) 実写ドラマ ワンダーウーマン(1974年3月12日にABCから放送、1話のみでお蔵入り)演:キャシー・リー・クロスビー(プロ・テニスプレーヤー)衣装がコミックと異なる 空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン(19759年 ABC)演:リンダ・カーター第二次大戦期のストーリー。敵はナチス 紅い旋風!ワンダーウーマン(1977~1979年 CBS)演:リンダ・カーターキー局が変更 「空飛ぶ~」の続編で、1970年代の現代が舞台 Wonder Woman(2011年制作・お蔵入り)演:エイドリアンヌ・パリッキ アニメ Super Friendsシリーズ(ハンナ・バーベラ、1977~1985年)一部ワンダーウーマン主演のパートあり ジャスティス・リーグ(2000~2006年 カートゥーン・ネットワーク) Wonder Woman(2009年 OVA) 小説 ゲーム 関連キャラクター ヒーロー スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマンの組み合わせを、「トリニティー」(三位一体)と呼ぶ。 スーパーマンスーパーマンとは、互いに理想主義者でありうまくやっていける関係。 一時、恋人だったが、スーパーマンが死んでしまう。 バットマンバットマンとの関係は良くない。 ワンダーウーマンが理想主義であるのに対し、バットマンは現実主義で、現実的な解決方法と折衷を求めるため。ダイアナからすると「野蛮」に見えることがある。 「カル(スーパーマン)は未来を、バットマンは過去を見ている。私(ワンダーウーマン)は今を生きて二人の間の橋となる」 ヒッポリタ女王 ドナ・トロイ カッサンドラ・サンズマーク ヴィラン 初代チーター(プリシラ・リッチ) 二代目チーター(バーバラ・ミネルバ) その他 スティーブ・トレバー エッタ・キャンディーゴールデンエイジ他で、ダイアナの大学の友人の女性。 ぶっちゃけていうとデブキャラ。甘いもの大好き。それでもボディー・ポジティブだった。 近年は、黒人の女性(デブではない)として登場。軍関係の仕事に就いている。 ヌビア何度か名前が変わるが、黒人のワンダーウーマン。 初期の黒人女性ヒーロー(1973年初出)。 最初の誕生の時は、ヒッポリタ女王が捏ねた粘土のうち、薄い色の部分がダイアナに、濃い色の部分がヌビアに、それぞれなった、と説明されていた。 アレスの下で育てられたため、好戦的とされることもある。 備考 誰がなんと言おうとDCのBIG3はスーパーマン、バットマン、そしてワンダーウーマンである! しかし、意外なのはBIG3が3人だけで組んで活躍するストーリーが、"Trinity"までなかったことである。 これは、バットマンとの相性が悪いことも原因の一つだろう。 また、ワンダーウーマンは、「~ガール」などメインのヒーローに対しその恋人/夫婦/血縁などでない、初めての独立した女性ヒーローである。 2010年にドラマ化の企画が浮上したが、どの局からも断られて白紙になった。 しかし、NBCが放送を決断した事でドラマ化が始動した。 製作されたドラマのパイロット版はワンダーウーマンのコスチュームや脚本に批判があった。 結局、パイロット版のみでシリーズ化は見送りとなってしまった。 クリエイターのウィリアム・マーストンは心理学でも有名な人物である。 ワンダーウーマンはそんなマーストンの「男は強い女性に支配されたがっているのだ」と言う心理分析から生まれた。 なので実は登場当初からワンダーウーマンは女の子向けのキャラクターではなく、男(それも良い年をした)が対象だったのである。 マートンは、「精神的、肉体的な服従(Submission)こそ、安定した平和な社会に必要不可欠なもの」という信念を持っていたらしく、 これを表すため、ワンダーウーマンは縛られたり、牢に入れられたりなどをされていた。 なおこの信念は、ワンダーウーマンの台詞にも表れている。 注:日本語で言う「S&M」は、英語では「Submission Dominance(服従と征服)」といったりするので、感覚的には性的な世界を意味している(というかむしろそっちの意味)。 ゴールデンエイジのワンダーウーマンの衣装について、「露出部分が多すぎる」というクレームがついたことがある。 これは肩と脚が露出していたためと考えられる。 ゴールデンエイジの衣装で、下半身に着けているのは「キュロット」といい、スカートに似た衣装だがズボンのように股下がある。 これ以降、「スカート」を戦闘時には着けていないので、ワンダーウーマンは「スカートを穿かない女性ヒーロー」である。 ただし、ミニスカートは穿いたことがあり、またスカート状の衣装(ギリシアの戦士の着るもの)などはある。 なおマートンは、1932年に架空の少女フローレンスと英雄となる少年シーザーの愛-と、S&Mの世界-を描いており、 死後、稀覯本として高値がついている。
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図鑑のトップページへ戻る No. 通常入手系 レアガチャ限定系 コラボ系 期間限定D系 レーダー その他 タグ検索 覚醒 スキル No.001-No.051-No.101-No.151-No.201-No.251-No.301-No.351-No.401-No.451- No.501-No.551-No.601-No.651-No.701-No.751-No.801-No.851-No.901-No.951- No.1001-No.1051-No.1101-No.1151-No.1201-No.1251-No.1301-No.1351-No.1401-No.1451- No.1501-No.1551-No.1601-No.1651-No.1701-No.1751-No.1801-No.1851-No.1901-No.1951- No.2001-No.2051-No.2101-No.2151-No.2201-No.2251-No.2301-No.2351-No.2401-No.2451- No.2501-No.2551-No.2601-No.2651-No.2701-No.2751-No.2801-No.2851-No.2901-No.2951- No.3001-No.3051-No.3101-No.3151-No.3201-No.3251-No.3301-No.3351-No.3401-No.3451- No.3501-No.3551-No.3601-No.3651-No.3701-No.3751-No.3801-No.3851-No.3901-No.3951- No.4001-No.4051-No.4101-No.4151-No.4201-No.4251-No.4301-No.4351-No.4401-No.4451- No.4501-No.4551-No.4601-No.4651-No.4701-No.4751-No.4801-No.4851-No.4901-No.4951- No.5001-No.5051-No.5101-No.5151-No.5201-No.5251-No.5301-No.5351-No.5401-No.5451- No.5501-No.5551-No.5601-No.5651-No.5701-No.5751-No.5801-No.5851-No.5901-No.5951- 御三家カラードラゴン○○りんカーバンクルゴブリンオーガ・修験鬼ファイター・ナイトデビルキメラ忍び精霊ゴーレム魔剣士女の子(回復娘)玩具龍攻撃態勢(英雄)スキルLvアップ用モンスター幻獣枠メタドラペンドラムギドラノエルドラゴン進化用たまドラ潜在たまドラ○○ピィぷれドラ○○タン元スペダン龍魔石龍ナンバードラゴン常設Dボス降臨ボス晩成型ドラゴン精霊族フルーツドラゴン童話龍剣士旧特典モンスター分類不能希石レア希石:火レア希石:水レア希石:木レア希石:光レア希石:闇 ゴッドフェス限定・元ゴッドフェス限定 一覧 オーディンメタトロンソニアカーリー時女神龍契士獣魔和龍喚士鋼星神フェンリル龍神魔爵アテン日本由来クトゥルフ系ネイコットン争女神大魔女フェス限化降臨モンスター龍刀士クロノマギアメノア シリーズ神 西洋神新西洋神西洋神第3弾和神新和神インド神新インド神北欧神話エジプト神話新エジプト神天使新天使悪魔四獣の神英雄神三国の神新三国の神戦国の神新戦国の神戦国の神第3弾星機の神新星機神明王の神ケルトの神メソポタミアの神 その他 ドラゴンライダー忍者色違いヴァルキリーパズドラZマジシャン鎧騎士魔導書勇士新勇士幻獣ライダー機導龍機導獣パズバトコラボ大賢龍宝石姫伝説の英雄元フェス限定 コラボガチャあり CDコラボ神羅万象チョココラボエヴァコラボアイルーコラボバットマンコラボHUNTER×HUNTERコラボハローキティコラボパズバトコラボドラゴンボールコラボ聖闘士星矢コラボビックリマンコラボDCコミックスコラボぷぎゅコレコラボ北斗の拳コラボB-side Labelコラボファイナルファンタジーコラボデュエル・マスターズコラボ進撃の巨人コラボサンデーオールスターズコラボクローズコラボBLEACHコラボるろうに剣心コラボキン肉マンコラボマガジンオールスターズコラボモンスターハンターコラボ鋼の錬金術師コラボKOFコラボ幽☆遊☆白書コラボペルソナコラボマジック:ザ・ギャザリングコラボパワプロコラボガンホーコラボガチャ銀魂コラボソードアート・オンラインコラボ仮面ライダーコラボ妖怪ウォッチWコラボFate/stay night[HF]コラボストリートファイターV AEコラボシャーマンキングコラボサンリオキャラクターズコラボチャンピオンオールスターズコラボサムライスピリッツコラボ コラボガチャなし ROコラボ太鼓の達人コラボECOコラボぐんまコラボケリ姫コラボガンホーコラボカピバラさんコラボCoCコラボグルーヴコースターコラボラグオデAコラボドラゴンズドグマコラボ高岡市コラボサーティワンコラボアングリーバードコラボパズドラZコラボ三国テンカトリガーコラボパズドラクロスコラボ逆転裁判6コラボPepperコラボマクドナルドコラボ 季節もの+α お正月バレンタインパズドラ学園ジューンブライド夏休みハロウィンクリスマスフェス限ヒロイン龍契士 龍喚士龍楽士神器龍物語 降臨イベント 一覧 15MP級20MP級25MP級50MP級99MP級 スペダン龍 元スペダン龍 華龍蟲龍丼龍猫龍機甲龍犬龍古代龍鉄星龍契約龍転界龍護神龍宝珠龍戦武龍伴神龍 その他 プレゼント モンスターメダル ヌエ・双角トロール古老色違いガチャキャラ色違い降臨キャラその他 トレジャー レーダードラゴンレーダー龍喚士精霊王オルファリオンパーツその他 ステッカーコレクション書籍特典イラストコンテストモンスター購入専用パズドラレーダー連動モンスター交換所専用 リーダースキル:【7×6マス】リーダースキル:【追い打ち】リーダースキル:【コンボ加算】リーダースキル:【覚醒無効状態】 モンスター名で検索 して、 「図鑑/×××」の部分をクリック すると個別ページに飛べます。 タグ検索 ※リンク先は【覚醒スキル】を持つモンスターの一覧です HP強化攻撃強化回復強化火ダメージ軽減水ダメージ軽減木ダメージ軽減光ダメージ軽減闇ダメージ軽減自動回復バインド耐性暗闇耐性お邪魔耐性毒耐性火ドロップ強化水ドロップ強化木ドロップ強化光ドロップ強化闇ドロップ強化回復ドロップ強化操作時間延長バインド回復スキルブースト火属性強化水属性強化木属性強化光属性強化闇属性強化2体攻撃スキル封印耐性マルチブースト神キラーマシンキラー悪魔キラードラゴンキラー回復キラー攻撃キラー体力キラーコンボ強化ガードブレイク追加攻撃チームHP強化チーム回復強化ダメージ無効貫通覚醒アシスト超追加攻撃スキルチャージバインド耐性+操作時間延長+雲耐性操作不可耐性スキルブースト+HP80%以上強化HP50%以下強化L字消し軽減L字消し攻撃超コンボ強化コンボドロップスキルボイスダンジョンボーナス ■攻撃系 ダメージダメージ+吸収ダメージ+自傷割合ダメージ固定ダメージ ■回復系 体力回復バインド回復覚醒無効状態回復 ■デバフ系 ターン遅延防御減少毒属性変化 ■盤面変化系 目覚めドロップロックドロップロック解除 ■強化系 ドロップ強化全体攻撃コンボ加算 ■ギミック無効化系 ダメージ吸収無効化属性吸収無効化ダメージ無効貫通消せないドロップ回復 ■パラメータ強化系 属性エンハンスタイプエンハンス回復力エンハンス覚醒数エンハンス ■防御系 ダメージ軽減 ■操作補助系 操作時間延長時間停止 ■ドロップ変化系 シングル変換ダブル変換列変換ランダム変換全ドロップ変換ドロップリフレッシュ特定型ドロップ生成 ■変換先ドロップ 火ドロップ水ドロップ木ドロップ光ドロップ闇ドロップ回復ドロップお邪魔ドロップ毒ドロップ ■その他 4ターン以下のスキル反撃ランダム効果ヘイストリーダーチェンジ落ちコン無効ルート表示 ↑カテゴリを選んでください モンスター図鑑 No.2140 私設軍隊・アーカムナイト 私設軍隊・アーカムナイト No.2140 レア度 6 レベル 1 最大Lv99 スキル エレクトリックインパクト 進化素材 コスト 17 HP 1397 3093 ターン(最短) 14(9) タイプ 悪魔/マシン 攻撃力 632 1480 Lスキル 希望を捨てろ 主属性 闇 回復力 29 61 進化元 アーカムナイト 編集 副属性 火 EXP 400万 4,000,000 進化先 なし 覚醒 闇ドロップ強化 / 闇ドロップ強化 生息地・入手方法 進化のみ 進化・合成情報 進化:アーカムナイト 私設軍隊・アーカムナイト 同スキルモンスターバットマン+SグローブAct・バットマン+SGAct・FB・バットマン+SGAct・FB・バットマン+ディスラプター アーカムナイト 覚醒スキル スキル・Lスキル スキル: エレクトリックインパクト 敵の行動を2ターン遅らせる。バインド状態を2ターン回復。 Lスキル: 希望を捨てろ 5コンボ以上で闇属性の攻撃力が3倍。 備考 来歴 2015年9月14日、実装。( 公式告知 ) 2016年8月19日、スキルに バインド状態を2ターン回復 する効果を追加。( 公式告知 ) コメント あと最大レベルが50のままばい -- 2015-09-28 11 10 29 こいつマジで万能すぎだろ、チャレ10で威嚇枠で覚醒ツクヨミのサブに最適だった -- 2015-10-27 22 11 32 ステータスだけならバットマンに匹敵するとくそつぇえ -- 2015-11-03 02 42 31 光バットはおろかオオクニすらいないからこいつものすごく便利で297振っちまおうか迷うレベル -- 2015-12-28 00 42 25 スキルにバインド回復まで付いた -- 2016-08-24 00 15 12 ☆6以下制限ダンジョンも定期的に来るだろうし手に入れときたいね -- 2016-08-24 20 07 14 最大の弱点は出現率の低さだな、いい加減出てきて下さいよ〜 -- 2016-08-24 22 16 31 ★6以下制限じゃなくて★6以下強化じゃね? -- 2016-08-25 01 07 37 アーカムさん運よく拾えた。スキル上げはまあピィが腐敗したら程度に考えて★6以下で威嚇2Tは以下強化も増えてきてるし、きっと役に立ってくれる。 -- 2016-08-25 02 44 35 闇悪魔で威嚇持ちってだけで価値があるな…ステも普通に使えるし -- 2016-08-25 13 45 12 コメント すべてのコメントを見る
https://w.atwiki.jp/simcity-creater/pages/28.html
●公式サイト・・・リンク切れ。消されました。 http //simcity.jp/wii/pc/index.html ●攻略サイト・・・いろんな情報が載っているサイト https //seesaawiki.jp/simcity4/d/MenuBar1 ●EAサイト・・・リンク切れ。消されたのかも知れない。 http //www.eajapan.co.jp/ja-jp/games/wii/simcity/creator/ ●Nintendo.co.jpサイト・・・参考に http //www.nintendo.co.jp/wii/software/r4cj/index.html ●シムシティ都市開発指南・・・DS・DS2や4もあります。 http //homepage2.nifty.com/kamurai/simcity/simcityDS/wii-creater.html ●シムシティ5wiki・・・今度発売されるらしい。発売前情報要チェック。 http //wiki.simcityfan.info/index.php ●公園市長がゲームをしました・・・リンク切れ
https://w.atwiki.jp/kurokage136/pages/317.html
イグニス 「…………ふむ」 一方、イグニスは呪いをかけた謎の女性の情報を探すため街に出ていた。 イグニス 「目撃情報でもあればいいと思っていたが………」 イグニス 「魔王様の為にも無駄足で帰る訳にはいかん、もっと探らなければ」 イグニス 「しかし…………今日はやけに視線を感じるな」 イグニス 「考えすぎか?」 イグニスは何も気づかないまま、森の方へと進んでいく……… 「………ねぇ、あの人ってさ」 「うん……あの人」 「すっごく……かっこよくない?」 ………… そして逃走中の最中、ジーンは……… ジーン 「ふぅ、ふぅ………結構堪えるな、これは」 ジーン 「これから少しは運動しておいた方がいいかもな………」 「………あの!貴方!三術将のジーンですか!?」 ジーン 「ん?」 ジーンの前に女の子が歩いてくる ジーン 「いかにも私が三術将、彩喚士のジーンで…………」 ジーン 「え」 ジーン 「サイン!勿論ですとも!突然の事で少々驚きましたが是非とも………」 ジーン 「え?私じゃなくてイグニスに?書いてもらいたい? 」 ジーン 「………本人に頼めばいいものを、まあ一応伝えてきますよ」 ジーン 「え?貴方だけじゃない?」 ジーン 「うわっいっぱい来た!!もう知りません!!イグニスに直接頼んで!!もう!!」 ………… ジーン 「はぁ、はぁ………びっくりした」 ジーン 「イグニスってあんなに人気でしたか………?でも三術将が好かれているんだ、喜んだ方がいいんだよな………」 ジーン 「あっ、そうだ………たくっちスノーからマガフォンというものを貰っていたな」 ジーンはマガフォンでイグニスに連絡を入れる イグニス 【ジーンか、そっちはどうだ? 】 ジーン 「もう大変でしたよ………今、貴方凄い人気者で」 イグニス 【冷やかしなら切るぞ】 ジーン 「待つんだ!最後まで話を聞いてくれ!」 ジーン 「………おそらくだが、君にかけられた呪いというのは人々に好かれるようになる物だろう」 イグニス 【なるほど………解除する方法は分かるか?】 ジーン 「いいのですか?今のところデメリットはないかと」 イグニス 【呪いによって与えられた偽りの人気なんて必要ない】 ジーン 「分かりました……では、分かり次第また連絡を」 イグニス 【ああ】 ……… ジーン 「…………すごい力だ」 イグニスに掛けられた【愛情の呪い】は少しずつ街を変えていった ジーン 「守影術士の人気はうなぎ登り………影柱を模したアートまで作られるとは………」 ジーン 「………ぐ、どうせなら私に………」 ジーン 「って何言ってるんだ私は!紛い物の人気なんて虚しいだけだろう!」 ジーン 「おや?」 ジーンが行動していると、メアトが歩いてるのが見えた ジーン 「メアト!」 メアト 「あっジーン、まだいたんだ」 ジーン 「まだって私も選手だからな!?何してるだこんな所で」 メアト 「暇つぶし」 ジーン 「暇つぶしって………私もイグニスも頑張ってると言うのn」 と、その時マガフォンから着信が ジーン 「もしもし?」 イグニス 【ジーン!今お前のところに向かっている!!はぁはぁ………】 ジーン 「イグニス!?一体何が!」 イグニス 【現在、逃走中だ!】 ジーン 「逃走中?それでしたら私も」 メアト 「そっちじゃないでしょ」 イグニス 【今、逃げているんだ!女性から!!】 イグニス 【俺から離れようとしないんだ!】 ジーン 「な、なんて呪いの強さ…………」 …………… イグニス 「くっ………ヤツめ、面倒な呪いをかけてくれたな!」 イグニス 「これでは調査どころではない!」 イグニスの背後から沢山の女性が追いかけて来ていた 「イグニス様〜〜!!待ってください〜!!」 「サイン書いてよ〜!!」 「うちの村に泊まっていって〜!!」 イグニス 「……………くっ、なるべく市民に術は使いたくないが!」 イグニスは影柱を作り、女性達を結界の中へ閉じ込める 「いや〜!!イグニス様の生結界よ!!」 「本物の影柱よ!」 イグニス 「よ、喜んでいるだと……?訳が分からん」 ーーーーーーーーーーーーーーーー メアト 「何よ、イグニスに何かあったわけ?」 ジーン 「大したことではありませんよ、呪いのせいでイグニスが女の子にモテモテになってキャーキャー言われて」 ジーン 「それで逃げ回ってるんですよ!あのイグニスが!」 メアト 「……………………」 ジーン 「これは別にイグニスに嫉妬とかそういうアレではなくて………」 メアト 「………あたし、イグニスを探してくるわ、次元層なら追いかけられないし 」 ジーン 「確かにその方が安全かもしれません、調査は他の人にでも」 ジーン 「ぐぬぬ、演出とはいえこの私がオリに入れられるとは……………」 たくっちスノー 「ようこそこちら側へ」 雪 「そういえばあの人、すごい人気だよね、ほら、守影術士の………」 ジーン 「イグニスはそんなキャーキャー言われるような露骨な人気はなかったですよ」 たくっちスノー 「ふーん、モテ期ってやつ?」 ジーン 「というのもかくかくしかじか」 雪 「へぇ、モテモテになっちゃう呪いかぁ」 ルイージ 「いいなぁ、僕もかかりたいよ」 ジーン 「………しかし、奴はどうして魔王様にそんなものを………」 ジーン 「あっ、いや!決して魔王様はモテないというわけでは!」 たくっちスノー 「それでイグニスは?」 ジーン 「今メアトが探してるところだと思うが………」 プルルル ジーン 「もしもし?」 イグニス 【俺だ、今は次元層の中にいる】 ジーン 「メアトが貴方を発見したのですね」 イグニス 【あの呪いは厄介だ、なるべく早く解除方法を見つけてくれないか】 ジーン 「とは言っても………その呪いの詳細が分からないのであればなんとも」 たくっちスノー 「俺が情報探ししようか?分身作らせれば何処へでも」 ジーン 「あなた、本当になんでも出来ますね………ここは頼みます」 たくっちスノー 「よっしゃ!」 たくっちスノーは右腕から分身を作り出す ジーン 「…………あれ、そういえば」 ジーン 「あの街の女性たちはあんなにイグニスにキャーキャー言ってたのにメアトは無反応だったような」 ルイージ 「例外があるとか?」 ジーン 「例外………例外かぁ、メアトなら有り得なくもないが」 ……… 〜次元層〜 メアト 「ここに入れば誰にも追っかけられないわよ」 イグニス 「すまない、メアト」 メアト 「今回はあたしがあんたを守ってあげる、いつも守られっぱなしなのも嫌だし」 イグニス 「しかし、ずっとここにいる訳には……」 メアト 「……………」 メアト 「あんた、食事済ませた?」 イグニス 「………追いかけられてばかりで、ろくに食べていないな」 メアト 「なんか取ってくるから待ってて」スッ イグニス 「おい、城の厨房くらいなら別に………」 イグニス 「………メアト?」 たくっちスノーは、図書館に出て呪いの本を漁っていた たくっちスノー 「えーと呪術呪術………あっ、あった」 たくっちスノー 「これか?」 ……… イグニス 「愛状術士?」 たくっちスノー 【聞いたことないか?】 イグニス 「三術将になる以前に小耳に挟んだことはある………ステータスアップのバフ付与を得意とする支援に特化した術士だったか」 たくっちスノー 【それだけじゃない、極めると誰かを好きになるという惚れ薬のような魔法を使えるようになるそうだ】 たくっちスノー 【数十年前、愛状術士がその力である王子を誑かして大きな事件になったことから、愛状術士になることは禁止されたらしいけどな】 イグニス 「………そうか、それなら特定は容易だな」 たくっちスノー 【が、俺が読めたのはここまで………後はジーンにも分身して来てもらって解読してもらう】 ジーン 【………それ、反則では?】 たくっちスノー 【クロノス社の俺がやってる時点で今更だろ?】 ジーン 【………というわけで、あともう少しの辛抱です】 イグニス 「ああ、不甲斐ない……」 イグニス 「愛情術士……次に見つけた時は必ず捕まえる!」 ーーーーーーーーーーーーーーーー ジーンがマガフォンを切ると、ちょうど籠を持ったメアトが横切った メアト 「よっと…………」 ジーン 「ん?メアト、どうしたんですかそのクッキー」 メアト 「作ったのよ、悪い?」 ジーン 「へぇ……メアトにしては珍しい」 ジーン (やはり彼女にも呪いの効果が?) ジーン 「そういえば走りっぱなしで私もお腹が空いてきたな………1つくれるかな」 メアト 「嫌よ、これ全部イグニスのなんだから」 ジーン 「なんで!1個ぐらいいいじゃないかケチケチしないでも!」 メアト 「嫌よ!これあんたに作ったものじゃないんだから!」 スッ…… 雪 「…………泣いていいよ」 たくっちスノー 「可哀想に」 ジーン 「慰めないでくれ!そっちの方が堪える!!」 ………… メアト 「おまたせ」ドン イグニス 「お前が作ったのか?」 メアト 「そうよ、初めてだったけど」 イグニス 「食えなくはない、だが何か………口の中に妙な舌触りが………」 松山 「あああああ〜〜〜〜ころして〜〜な〜〜」 松山 「モテるやつなんてさぁ〜〜殺したくならねぇか〜〜〜!!?」 ルイージ 「松山、設定が元通りになっても正常運転だね………」 ヨウコ 「なんというか、今のイチャイチャムードにはぴったりだけど」 ……… たくっちスノー 「…………ほら、このページのところ読める?」 ジーン 「ん?………ああ、この文字は確か……こうやって翻訳すると………」 「あっ、彩喚士のジーン!!」 ジーン 「ななっ!!」 ……… ジーンとたくっちスノーは先程のイグニスのように逃げ惑う たくっちスノー 「なんで分身になっても逃走中やらないといけないんだ!!」 ジーン 「サインはイグニスからもらいなさいっての!!」 ジーン 「はぁ、はぁ、はぁ………疲れ」 その時、ジーンは女の子に腕を掴まれる、 ジーン 「うっ!!?」 たくっちスノー 「おいジーン!待ってろ!」 たくっちスノー 「順逆自在の術!!」 たくっちスノーはジーンと自分を入れ替え……… たくっちスノー 「うぐっ………スネークボディ!!」 そのまま体を柔らかくして離した たくっちスノー 「バイクに変身!!飛ばすぞッ!乗れ!!」 ジーン 「ああ、全速力で頼む!!」 …………… ジーン 「はぁ、はぁ、はぁ………」 たくっちスノー 「間一髪だったな…………」 ジーン 「………なんだ、今のは」 ジーンは掴まれた腕を見ると………真っ赤な跡がくっきり残っていた たくっちスノー 「こんなの女性の、いや人間の腕力じゃない………」 ジーン 「今解読しましたが、愛情術士の術の呪いというとは……惚れた相手を恋の数だけ強くする力があると書いてます」 ジーン 「本来は王族などが民を強化して戦争を乗切るために使われたのでしょう」 ジーン 「危なかった、これに捕まっていたいくらイグニスといえど………」 たくっちスノー 「………ん?まだ続きが書いてあるぞ」 ジーン 「え?どれどれ…………ひっ!!」 ジーン 「た、た、たたたたたた」 ジーン 「大変だーーー!!!!このままではイグニスがああああ!!!」 会場全体がピリピリとしたムードの中…… クー 「じ、ジーン様!!ジーン様!!大変なんですー!!」 マルコ 「なにこれ?」 ヨウコ 「えーと……使い魔のクー、ジーンが作ったのよ」 マルコ 「ジーンは今、用事で別のところに……」 ジーン 「大変だ!!!」 と、そこにジーンとたくっちスノーがどこでもドアで檻に帰ってくる クー 「ジーン様!!」 ジーン 「皆、とんでもないことが分かった!!あの術は!!」 クー 「そ、それどころじゃないんです!!」 クー 「さっきエミリアさんが来たんです!」 ルイージ 「エミリアって?」 ジーン 「過去にジーンの主人だった女性です……まさか!」 クー 「はい、イグニスさんに会いに来たんです………ただ………」 クー 「なんだが様子がおかしくて………イグニスに三術将を辞めさせて欲しいとか、また雇いたいとか………凄い迫力で言われて………怖かったです」 クー 「いないって分かったら帰っていきましたが………いつものエミリアさんじゃなかったです」 クー 「そ、それに………一瞬見えたんです」 クー 「あの人………ナイフをもっていたんです!!2個も!!」 マルコ、雪 「「!!」」 ジーン 「遅かったか………なんて事だ!あれはとても恐ろしい呪いだった!」 松山 「なんなんだよその呪いって」 ジーン 「………愛の呪い【ラブ・エクスプロージョン】それは対象に恋した存在の力を愛の力だけ高める禁術」 ジーン 「だが、その力にはとんでもない副作用があった!!」 ジーン 「それは………『たとえ恋していなくても、対象の思いだけその人の愛は強くなる』!!」 ジーン 「つまり、イグニスの親交が深ければ深いほどその人の愛は重くなる!!」 ジーン 「エミリアのイグニスへの愛は………計り知れない!」 ジーン 「……………はっ!!」 途端にジーンの顔が真っ青になっていく ジーン 「ま………まずい…………い、今イグニスは………あそこにいる」 ジーン 「今…………1番………イグニスと親交のある女性は……………」ガクガク ……… イグニス 「…………メアト、そろそろ出してくれ」 メアト 「ダメよ、危険すぎるわ」 イグニス 「だが、このまま隠れていても何にもならない」 イグニス 「三術将として奴を倒さなければ」 メアト 「いいのよ、別に」 メアト 「これからもずっと2人っきりで過ごしましょうよ」 メアト 「永遠に」 ……… たくっちスノー 「………ジーン、君は【ヤンデレ】って知ってるかな?」 ジーン 「全く」 たくっちスノー 「ヤンデレってのは、その人が好きで好きでたまらない、好きになりすぎておかしくなってしまった奴を言う」 たくっちスノー 「その人を好きになるあまり、束縛や監禁など恐ろしいことを平然と行うようになる、離れたくないあまりに」 たくっちスノー 「あと、他に好きなやつをぶち殺す別パターンもあるが…………」 ジーン 「つまり今のメアトはそのヤンデレとやらになってしまったわけか………」 たくっちスノー 「おまけにあの力、単なるファン程度の愛情であのパワーだ、メアトに掴まれたら………」 たくっちスノー 「マルコでも死ぬぞ」 マルコ 「えっ!?」 ジーン 「………気付かなかった、メアトはイグニスを助けてるようで、誰にも邪魔されない場所に幽閉したんだ」 …………… イグニス 「………何を言っている、メアト」 メアト 「本気よ」 イグニス 「そんな事出来るわけがないだろう」 メアト 「食事はあたしの方から取ってくるから、それにここ結構快適よ」 メアト 「離れないでよ、イグニス」 メアト 「あたし、ジーンから話を聞いてようやく分かったの」 メアト 「好きよ、イグニス」 イグニス 「メアト………まさかお前まで………!!」 メアト 「好きなの、好きで好きでしょうがないの、あんたを見ていないと生きていけないの」 イグニス 「………目を覚ませ!それは本当の愛情じゃない!愛情術士に作られた感情だ!」 メアト 「…………」 メアト 「嫌よ!!」 メアト 「外出ないでよ!!アイツらのいる所に!!」 メアト 「あんたのいい所を1番わかってるのはあたしなのよ!!」 メアト 「あんな奴らに……イグニスの事も大して知らないあいつらに!!」 メアト 「大丈夫よ…………次元層なら、あたししか来れないから」 メアト 「離れないでよ!!」 イグニス 「………そうか、お前まで………メアト」 イグニス 「すまない、こうなったのは俺のせいだ」 その瞬間、イグニスが消えた。 メアト 「イグニス………消え、た」 メアト 「なん………で…………」 「あああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」 ………… イグニス 「俺は………お前だけを見る影にはなれない。」 ………… ジーン 「あああああこんなの魔王様になんて報告したらいいんだ…………」 たくっちスノー 「メアトがイグニスと次元層で結婚準備進めてますとか?」 ジーン 「魔王様ぶっ倒れるわ!!!」 プルルル ジーン 「はい、もしもし………」 イグニス 【俺だ………】 ジーン 「イグニス!?次元層に居たのでは!?」 イグニス 【居た………守影術を使ってな】 イグニス 【追いかけてくる女性を思うとメアトも信用できるか怪しいと思ってな………影を切り離し、意識をそちらに移して次元層に向かわせた】 ジーン 「となると、やはりメアトは………」 イグニス 【あんな姿は初めて見た……メアトがそこまで俺を………】 たくっちスノー 「大丈夫か?何かされてない?」 イグニス 【クッキーを食べたくらいだ、メアトが作ったそうだな】 たくっちスノー 「ああ、ヤンデレ特有の行動だ………チョコレートとかに血を入れるヤツな」 イグニス 【ヤンデレ?何の話だ】 ジーン 「あっ、そうだ!!分かったんですよ呪いのことが!!実は…………」 ……… イグニス 【…………そうか、よくやったジーン】 イグニス 【やはりあの愛情術士は魔王様を潰すために現れた刺客で間違いない】 ジーン 「貴方はこう思ってますね、魔王様に掛けた時対象となるのは間違いなくメアト」 ジーン 「メアトがその愛情で魔王様を次元層へ幽閉し、それを止めようとする我々もバフ効果されたメアトに倒されるように、と」 イグニス 【自分の手は汚さず魔王様と俺達を消す、合理的だが許せない手段だ】 たくっちスノー 「………どうする?」 イグニス 【愛情術士は限られている、そこを辿れば見つけるのは容易だ、だが………】 ジーン 「外にはエミリアもいます、彼女も相当ヤンデるかもしれませんよ」 イグニス 【そうか………気をつける、まずは合流だ】 ジーン 「はい、気をつけて…………」 メアト 「誰と話してんの」 ジーン 「誰ってそりゃイグニスと………」 ジーン 「ひっ!!?」 ーーーーーーーー ジーンの通話は突然切れる イグニス 「ジーン!どうした、何があった!!」 イグニス 「………こうしてはいられん!急いで戻らなくては!」 たくっちスノー 「ぐっああああああああ!!!」 たくっちスノーは、顔面をメアトに掴まれていた………片方の腕は、マガフォンを握りつぶしていた クー 「ど……どこからこんな力が!?」 ジーン 「たくっちスノー!!」 たくっちスノー 「問題ない………不死身だから、ちょっと痛いだけ!!」 メアト 「…………イグニスは、どこ?」 雪 「松山!!」 松山 「おいやめろ!今の俺は人間なんだ、弱い方なんだよ!!」 マルコ 「下がってて!!!」 ルイージ 「やめるんだ!!」 メアト 「っ!!!」 ビュン!!ズバッ!! メアトは少し押されたものの、勢いよく放たれたマルコとルイージのキックを受け止める ルイージ 「止められたっ………!?」 メアト 「邪魔を………しないでっ!!」ブンッ!! そのまま軽く振り回して放り投げ、マルコ達はオリに激突する!! マルコ 「なんだあれ………強い!!」 雪 「愛のパワー………っていうには重すぎるよ!!」 ルイージ 「くっ………アイスボール!!」 ルイージはアイスボールを投げるが……… メアト 「っ!!」 メアトの周囲の空間が歪み、アイスボールの軌道が反れて一部が戻ってくる!! ジーン 「メアトの夢幻術だ!!なんとかかわしてくれ!!」 マルコ 「おっ!!」 松山 「だあああっ!!」 松山 「てめぇこのぉ……………」 ルイージ 「待って松山!!銃はまずい!!」 松山 「クソガキがああああああああ!!!」バババババ 松山はライフル銃を乱射するが…… メアト 「…………」 メアトの目の前で弾丸は止まり、打ち返される!! たくっちスノー 「なんだよ………あれ」 たくっちスノー 「今のあいつ………魔王より強いんじゃないのか?」 ジーン 「ば……馬鹿なことを言うな!!」 メアト 「イグニスは、どこ行ったのよ」 メアト 「このままじゃイグニスを取られちゃうのよおお!!?」ガシッ メアト 「あたしはもう何も失いたくないの!!使い魔ちゃんだけじゃなくて、イグニスまでいなくなったらああああ!!」 ジーン 「そ、そんなことはない!!ちゃんと戻ってきます!!」 ジーン (まずい、下手に刺激したら死んでしまう!!) ヨウコ 「いい加減にしなさ……うわっバット折れた!!気に入ってたのに!!」 倫太郎 「一体なんの騒ぎですか!?」 飛羽真 「………あっ!!」 たくっちスノー 「飛羽真、倫太郎!!こいつに殺されちまう!!」 飛羽真 「事情は分からないが今助ける!!」 倫太郎 「ここで剣を使うのは躊躇いますがやむを得ません!」 「「変身!!」」 「烈火抜刀!ブレイブドラゴン!!」 「流水抜刀!ライオン戦記!!」 ブレイズ 「はああっ!!」 メアト 「狼煙夢中!」 メアトは煙のような姿になって消えた ブレイズ 「消えた!?」 ジーン 「いや!夢幻術にそんな力はない………幻で消えたように見せただけだ!」 ドンッ!! ブレイズ 「ぐわっ!!!」 ブレイズは見えない所から殴られて力強く吹き飛ばされる セイバー 「倫太郎!!」 ブレイズ 「くっ、油断しました……これでどうですか!」 【必殺読破!】 ブレイズ 「ウェーブ・スパイラル!!はぁっ!!」 ブレイズは剣に水流をまとって回転し、メアトの攻撃をガードする! セイバー 「見えた!ドラゴンワンダー!」 セイバーはそこからドラゴンを呼び出しメアトを巻き付けるが、再び姿が消える メアト 「しつこいわね………これならどう!?」 メアト 「夢幻増殖!!」 メアトは空間の乱れと共に100人ものの数に増えていく!! ジーン 「メアト……こんな力を隠していたのか!? 」 雪 「どれが本物なの!?」 松山 「知るか!!全員撃てば殺せるはずだ!!」 ルイージ 「殺すのはダメだって松山!!」 「何の騒ぎだ…………?」 と、その瞬間………場の空気が突然0度以下にまで冷え始める ジーン 「っ………!!」 セイバー 「なんだ………急に空気が重くなった……この圧力………寒さ………」 ヨウコ 「………あれ!!」 たくっちスノー 「!!」 雪 「あっ!!」 そこに現れたのは、青い鎧を着た………貫禄のある男……… ジーン 「ま………魔王様………!!」 魔王 「イグニスが朝から帰ってきていない、一体何が起きている?」 メアト 「ヘリオール………!!あんたさえ居なければイグニスは自由………」 ジーン 「…………はっ!!」 ジーン 「魔王様逃げてください!!今は危険です!!」 魔王 「何……?」 魔王 「…………メアト!?」 100体もののメアトが魔王に迫るが………!! 魔王 「………!!」 魔王は腕を一振するだけで周囲を凍らせ、メアトの幻を消して足を押さえつけた! たくっちスノー 「つ、強い………!!」 倫太郎 「これが、魔王の力…………」 魔王 「メアト………一体何があった、何故こんなことを………」 メアト 「だって………イグニスが!!イグニスが悪いのよ!!あたしの傍に居てくれないから!!」 メアト 「あたしは………あいつとずっとそばに居たいの!大事な存在をもう二度と離したくない!!」 メアト 「だから………」 魔王 「………心配していたのか、イグニスを」 魔王 「彼はとても優秀な守影術士だ、必ず戻ってくると私は信じている」 魔王 「イグニスの事をそこまで想っていたのか…………」 メアト 「好きよ!!大好きよ!!」 メアト 「もう結婚だって決めているから!!」 魔王 「ああ、私も気持ちは同じだ……お前たち三術将を大切に……………」 魔王 「えっ、結婚?」 魔王 「えっえっえっ、ねぇ今結婚って言ったのか?メアト?」 メアト 「そうよ」 ジーン 「あっ」 魔王 「イグニスと?」 メアト 「そうよ、あたしはもうあいつ以外有り得ない」 メアト 「あたしは!!イグニスの事が好きなの!!」 魔王 「・・・・・」 魔王 「!!!!!!????」 ジーン 「あーーーーー!!!あーーーーー!!」 ジーン 「違うんです!!違うんです魔王様!!これはその、本気で言ってるわけではなくてですね!!あの、これには複雑な事情が!!」 魔王 「ちなみにどこまで進展したの………」 松山 「さっき手作りクッキー持ってったぞ(多分血入りのやつ)」 魔王 「私もまだ作ってもらったことないのに…………」 ジーン 「あーーー!!あーーーーーー!!!!」 クー 「ジーン様!!お気を確かに!!」 雪 「もうめちゃくちゃ………」 マルコ 「えーと………おめでとう!」パチパチ ヨウコ 「やめなさいマルコ!事態が収束しなくなるわ!!」 魔王 「そうか………知らなかった、知らなかったなぁ、魔王なのに部下のそういう事情を知らないとは何て………」 魔王 「あっこれからイグニスの事どうやって接すればいいんだ、まだ心の準備が」 ジーン 「ははは………クー、今ここで全員の記憶を消せる魔法とか知らないか?」 ルイージ 「2人が壊れた…………」 雪 「イグニスーーーー!!!早く来てくれーーっ!!」 メアト 「隙あり!!」 魔王 「っ!?」 クー 「魔王様危ないっ……… ズドォオオン!! メアトは一瞬の隙を突き、鉄山靠でクーごと魔王を外まで吹き飛ばす ジーン 「クー!!魔王様!!」 メアト 「どうして!?どうして邪魔をするの!?」 メアト 「あたしはイグニスがどこにも消えてしまわないように、次元層で2人っきりで暮らしたいだけなのに!!」 メアト 「この世界は………あいつの邪魔をする奴らが多いのよ!!」 メアト 「どうして………イグニスは来てくれないの…………」グスッ ジーン 「メアト………」 メアト 「分かったわ」 メアト 「だったら、次元層じゃなくてもいい」 メアト 「ここでアンタ達を消す………あたしとイグニス以外みんな消してやるんだから………!!!」ビキビキビキ メアトが力を込めると、空間にヒビが入る!! ヨウコ 「時空間が壊れていく!?」 ジーン 「メアト!!やめるんだ!!自分が何をしているのか分かっているのか!?」 ジーン 「次元葬だけは………それだけはやめてくれ!!そんな事をしてもイグニスは!!」 ルイージ 「ま、まずいよ!!絶対まずいよこれ!!松山!!」 松山 「今の俺にはどうにもなんねーんだわ」 たくっちスノー 「あっそうだ!!イグニスって確か兄がいたよな!!そいつをメアトに差し出せば」 ジーン 「ダメに決まってるでしょそんなの!!」 ジーン 「あああああああああやめてくれ!!私はまだこんなところで」 メアト 「皆消えちゃぇぇえええええ!!!」 イグニス 「ジーン!!メアト!!」 イグニスは、帰ってきた………魔王様を背負って イグニス 「魔王様が倒れているのを見てこちらから来てみれば……一体何が!?」 メアト 「………イグニス!!」 それと同時に次元葬のヒビは消える。 ジーン 「た………助かった………いやまだ助かってない!!」 魔王 「はっ、イグニス義兄さん!!?」 イグニス 「落ち着いてください魔王様」 たくっちスノー 「どうも気が動転してるらしいんだ」 イグニス 「無理もない………この騒ぎだ」 メアト 「イグニス………勝手にいなくならないでよ………」 イグニス 「メアト………すまなかった」 メアト 「聞いて…………好きなの、この世界で一番、1番好きなの」 メアト 「あんたの為なら世界を滅ぼしたっていいの、あんたを英雄にだって………」 イグニス 「英雄か………大きく出たな………」 イグニス 「……メアト、たとえお前の恋心が偽物でも」 イグニス 「俺の事をそれほど大切に思ってくれたのは………嬉しい限りだ」 イグニス 「だが………俺はこの魔王城の影として魔王様やお前たちと共に生きることを選んだ身」 イグニス 「お前一人の為の男になることは出来ない、お前と同じくらい守りたいものがあるんだ」 メアト 「……………納得、出来ないわよ………愛してよ………」グスッグスッ メアト 「離れないで‥‥‥イグニス‥‥‥‥」 メアト 「あたしの事‥‥‥嫌い、かな?」 イグニス 「‥‥‥‥‥そんなことはない」 イグニス 「お前のことは‥‥‥意味こそ違うが、好きだ」 イグニス 「だが‥‥‥俺に出来ることは、これだけだ」 メアト 「‥‥‥‥‥‥えっ?」 魔王 「えっ」 ジーン 「えっ、あっ、いかん!!」 ジーン 「行けっほよほよ君!!」 ジーンは咄嗟に柔らかいエレメントを大量に召喚し、イグニスとメアトを覆い隠す その中では‥‥‥イグニスと、メアトの メアト 「あっ‥‥‥‥」 唇が‥‥‥‥ゆっくりと、触れ合って‥‥‥‥ メアト 「‥‥‥‥‥‥‥い、い、今」 メアト 「あうっ」ドサッ メアトはその場で、気絶した イグニス 「‥‥‥‥許せ、メアト」 ジーン 「い、い、い、イグニス‥‥‥そんな、そんな急に‥‥‥メアトにも心の準備が‥‥‥」 たくっちスノー 「‥‥‥‥今、その、アレしたわけ?」 松山 「こいつら(以下略」 イグニス 「‥‥‥仕方なかったんだ、本当にそれしかなかった」 イグニスは先程たくっちスノーが持っていた本を出す イグニス 「話は後だ、メアトと魔王様を安全なところに送ってくる………うっ………」 イグニス 「城に向かう途中、この本を拾った」 たくっちスノー 「あっ!呪術の本落としてたのか!」 ジーン 「あまりにも焦っていたので気付かなかった‥‥‥‥」 イグニス 「遠い昔、人間と魔族の間である戦争があった‥‥‥‥」 イグニス 「戦争の始まりとなったのは、愛情術士の魔族。」 イグニス 「魅了の呪いで狂った王子は非道の限りを尽くし、王を失脚させ‥‥‥非道の限りを尽くした」 イグニス 「魔族達と当時の代の魔王様は濡れ衣を掛けられ、戦争は大陸全体にまで広がった‥‥‥‥」 イグニス 「‥‥‥‥‥‥そして、戦争が終わったその日に呪いは解けた」 イグニス 「人間側の姫‥‥‥術士に呪いをかけられた存在は、命を投げ捨てる覚悟で王子に近づき、その命と引き換えに‥‥‥王子に口付けをした」 イグニス 「それこそが、愛情術を破る方法とこの本に記されていた」 ジーン 「じゃあ、この本に書いてあったから貴方は?」 イグニス 「‥‥‥俺も半信半疑だった、これで上手くいくのか、それでも」 イグニス 「‥‥‥‥メアトのあんな姿は見たくない」 イグニス 「メアトには、本当の愛情を持って好きな相手を見つけて欲しい‥‥‥同僚として、そう思ったんだ」 ジーン 「‥‥‥‥‥‥」 たくっちスノー 「イグニス」 たくっちスノー 「例えあんたが恋人になれなくても、これだけは言っておく」 たくっちスノー 「大切だなと思った女は、泣かせちゃダメだぞ」 イグニス 「‥‥‥ああ、覚えておく」 イグニス 「俺はメアトの愛を受け入れられない、だが思いは受け入れる」 イグニス 「俺はお前達を置いていくことは無い」 ジーン 「‥‥‥‥‥」 イグニス 「だから‥‥‥少し休ませてくれ」 ジーン 「イグニス?」 ジーン 「____っ!!!」 イグニスの体は‥‥‥‥右腕は傷から血がしたたり、服の下は痣が大量に出来ていた ジーン 「どうして隠していたんですか、そんな体を!!」 イグニス 「メアトが‥‥‥心配するだろう」 ジーン 「あなたって人は‥‥‥!!」 たくっちスノー 「雪!!回復武器を!!」 雪 「う、うん!!」 イグニス 「‥‥‥早めに頼む、これから奴を‥‥‥‥」 ジーン 「あなたまだ動く気なんですか!?無茶ですよ!」 イグニス 「分かっている!だが‥‥‥…あの時やつを逃した俺の責任だ!」 イグニス 「魔王様がこんな目に合っていたかもしれないんだぞ!?奴だけは………!!」 ジーン 「……………………」 ジーン 「私が行きます」 ジーン 「私とて三術将、2人がこの状態で……動かない訳にはいかない」 ジーン 「場所はわかっているのですね?」 イグニス 「………ジーン」 ジーン 「貴方はメアトの傍に居てあげてください」 ジーン 「…………貴方が捕まえたい気持ちは分かる、それでも」 ジーン 「____私にそいつを、殴らせてくれ。」 イグニス 「……」 クー 「ジーン様、いつでも行けます」 ジーン 「いや、私一人でいい………引き続き警備を続けるんだ」 クー 「1人でですか!?無茶です!相手が愛情術士ということが分かっただけで、どんな実力を持っているかも………」 ジーン 「関係ない!」 ジーン 「…………奴は三術将に、魔王様に、喧嘩を売ったんだ」 ジーン 「なら………勝つとか負けるじゃない」 ジーン 「倒す!!」 たくっちスノー 「ジーン!これ持ってきな!!」 ジーンは魔晶石を抱えて、外に出る イグニス 「待て、ジーン」 イグニス 「………メアトにはお前も必要だということを忘れるな」 イグニス 「必ず、帰ってこい」 ジーン 「言われなくとも」 ジーン 「メアトに伝えておいてください、今度クッキー作るなら私とクーの分も頼むって」 ジーン 「それでは」 ジーンは分身を残し、最後の戦いへ……… イグニス 「…………頼むぞ、ジーン」 …………… たくっちスノー 「………なぁ」 たくっちスノー 「毎度毎度檻の中で示しがつかねぇのは承知の上で言うけどさ」 たくっちスノー 「なんかあいつらの助けになんないかな?」 ヨウコ 「…………いや、これはあたしたちりりすた革命団の問題じゃない」 ヨウコ 「時空犯罪者だったらあたしたちの方で捕まえればいいけど………」 ヨウコ 「今はジーンに任せましょう、とっても立派で美しい…………」 ヨウコ 「彩喚士に」 ………… ジーン 「見つけた」 ジーン 「…………お前が!!愛情術士!!」 「あら〜?」 「なんだ守影術士じゃないのね、何者?」 「派手に着飾っちゃって、それカッコイイと思ってるの?」 ジーン 「………私の名はジーン!!三術将のジーンだ!!」 ジーン 「なぜ私がここに来たのか、分かるな?」 「私が禁じられた愛情術士だから?ヘリオールに命令されたんでしょ」 「だって仕方ないじゃない………ヘリオールも、その親の親も、私が考えた素晴らしい術を認めてくれないんだもの」 「誰かを好きになれるのよ?ロマンチックじゃない?男なら誰しもが女に想われたいって思うのよ、貴方もそうでしょ?」 「あのお姫様も王子様がだーいすきだから、好きにさせてあげたのに」 ジーン 「………あの戦争は…………お前のせいで………!!!」 「そうよ、私はただ好きにさせただけ、愛情は悪ではないわ」 「貴方だってモテたいでしょ〜?私は人々を助ける愛の使者なんだから」 ジーン 「……………私も愛情術士には些か興味があった、本の中でしか見たこと無かったからな」 ジーン 「話でも聞いてみればと思ったが、無駄だったようだ」 ジーン 「生き物の心を分かったように言うな、あれが愛情?モテる?そんなわけあるか!!」 ジーン 「私がここに来たのは魔王様の命令ではない、自分の意思だ!」 ジーン 「お前は………イグニスを傷付け、メアトの心を弄び、魔王様を狙った」 ジーン 「愛の使者だと?お前は人の弱みに漬け込み滅茶苦茶にさせる…………最低最悪な魔女だ!!」 ジーン 「かかってこい愛情術士」 ジーン 「ドス黒く醜いお前を私が色鮮やかに粛清する」 「…………彩喚士?そんなよくわかんない奴に」 「愛情術士のメレッサ様が倒れるとでもおおお!?」 メレッサはパンチの構えを取る メレッサ 「知ってるわよねぇ!?愛情術士は元々バフ付与も得意だって!!」 ジーン 「知ってますよ、ナイト召喚」 ジーンはそれをナイトを召喚して受け止める ジーン 「ああそうそう私も同じこと出来ますよ、自分にではなくエレメントにですが」 メレッサ 「………っ!!!」 メレッサ 「お前もモテモテにしてやる!!」 ジーン 「当たるか!サンダー!!」 ジーンは矢を雷で消滅させる、 ジーン 「サンダー!!サンダー!!」 メレッサ 「ぐっああっ!! なによこれ、どんなレベルしてるの!?」 ジーン 「フレイム!!ブリザード!!」 更にジーンは炎を凍らせて、壁を作る メレッサ 「これで防ぐつもり!?私も舐められたものね!!」 メレッサ 「こんなもの飛び越えて」 ジーン 「サンダー………」 ジーン 「ブレエエエエエク!!!」 メレッサ 「あっ、飛び越えたら避けきれな………ぎゃああああああ!!!」バリバリバリバリ ジーン 「………舐められたもの?それはこちらもそうだ」 ジーン 「彩喚士を………いや」 ジーン 「我々…………【ナントカ三術将】をなめるなっ!!!」 メレッサ 「う………ううう………」 ジーン 「………ですが、こんなものは彩喚士としては序の口」 ジーン 「特別に、究極の召喚術を見せてあげましょう」 メレッサ 「究極の召喚術…………!?」 ジーン 「はあああああああ……………!!!」 ジーンは魔法陣を広げ、魔力を貯める……… メレッサ 「な、何を………やめっ!!」 ジーン 「召喚!!!」 ジーン 「ほよほよ君×1000!!!」 ジーンはその手からメレッサに向かってほよほよ君を大量に放出する!! メレッサ 「なっ………究極の召喚って………ほよほよ君!!?」 メレッサ 「こっの………なめてくれやがってええええ!!」 ジーン 「お前こそほよほよ君をナメるな」 ジーン 「わたし、結構好きなんですよそれ………ふわふわしてるし、結構可愛らしいし、見てるだけで心が落ち着く」 ジーン 「お前が押し付ける醜い【愛情】より、よっぽど価値のあるものだ」 メレッサ 「………あたしが、誰よりもすごいこの力が、ほよほよ君以下ですって?」 メレッサ 「あたしの能力は!!!!超スゴいのよおおおおお!!」 ジーン 「っ!!」 ジーン 「今だああああああああ!!!!」 バッゴオオオオン!! 激昂したメレッサに対し、ジーンは腰を下ろし 力強く、その顔を殴った ジーン 「…………………」 メレッサ 「う………あ………なんで………こんな、パンチなんかに…………」 ジーン 「…………アーマーカース、防御力を下げる魔法を使いました」 メレッサ 「アーマーカース………?そんなもの一体いつ………」 メレッサ 「まさか、あのほよほよ君に………!!」 ジーン 「言ったでしょう、ほよほよ君をナメるなと」 ジーン 「真っ赤なドラゴンや黄色い魔人を呼び出すだけが彩喚士ではありません」 ジーン 「貴方のような真っ黒い存在は………真っ白に消し去ってしまう」 ジーン 「それが『彩を操る』私の芸術ですよ」 メレッサ 「…………かっこ………つけちゃって………」 メレッサ 「好きになっちゃいそう………」 そう言って、メレッサは気絶した ジーン 「残念だが、私はお前が好みじゃない………むしろ『嫌い』だ」 メレッサ 「好き放題………言って………」 メレッサ 「次こそは………」 ジーン 「次なんてない!!ウインド!!」 メレッサは握っていたペンダントを光らせた………途端!風の魔法で吹き飛ばされ……… ジーン 「………やはり魔晶石でしたか」 メレッサ 「あっ………待って!!それだけは本当に!!やめて!!」 ジーン 「今更何を!」 メレッサ 「私知ってるから!完全に愛情術解く方法!!だから!!ねっ!?」 ジーン 「………もう知ってますよ」 ジーン 「愛の源が、紫色の魔晶石として溜め込まれる」 ジーン 「だがタネが分かればみな破壊しに行く、となればアクセサリーとして持っていきますよね」 ジーン 「そしてこれは………愛情術士の生命線」 ジーン 「ダメだね」パキッ!! ジーンは指でアクセサリーを潰した!! メレッサ 「あああああああああああ!!!!」 魔晶石を砕かれたメレッサはあっという間に老化していき、ジーンが振り向いた頃には……… ジーン 「…………心どころか、骨まで真っ黒とは相当ですよ」 すっかり錆び付いて汚くなった骨のみが残った。 ………………こうして、【イグニスの出られない1日】は終わりを告げた。 イグニスは遂に『愛の呪縛』から出ることが出来たのだ。 ………… メアト 「…………あたし…………」 イグニス 「気が付いたか、メアト」 メアト 「あれ、イグニス……あたし確か………」 イグニス 「覚えてないのか?」 メアト 「特に何も………って!?城がめちゃくちゃ!?」 イグニス 「ジーンが言うには、全てお前がやった事らしいが」 メアト 「えっうそ、あたしが………えーと、えーと、朝から記憶が曖昧で……」 メアト 「えーと、いつものように魔王様の所に来て………暇つぶしで……」 メアト (…………えっ、なに、この感覚………朝と同じ………それにこの記憶………)ドキッ メアト 「イグニス、変なこと聞いていい?………あたしにキスって、してないわよね?」 イグニス 「…………ああ」 メアト 「だ、だよねー!!」 イグニス 「俺はお前にキスをした」 メアト 「…………え、ほんと?」 イグニス 「ああ」 メアト 「…………〜〜〜〜っ!!?」 メアト 「バカ!!バカバカバカ!!何してんのよ!!あたしの初めてを!!」ポカポカポカ!! イグニス 「うっ、痛っ!背中はやめてくれ背中は!悪かった!やめてくれ!!」 …………こうして、逃走中も無事に終わり……… ジーン 「いやぁ………色々ありましたが逃走中が無事に終わって良かったです」 イグニス 「ああ、人間と魔族の共存………不可能では無いかもしれないな」 クー 「もう動いていいのですか?」 イグニス 「問題ない、いつまでも警備をお前に任せておくわけにはいかないだろう」 ジーン 「………しかし、貴方も災難でしたね」 ジーン 「私は当分女性が恐ろしくてたまらない」 イグニス 「………愛情術は人々の親愛関係を元に愛情を作り出す」 イグニス 「俺たちが抱えてる期待というものは……それだけ大きい」 イグニス 「今回の件で底知れない愛は結界より強固ということを、今日オレは知った。 」 メアト 「……………それで、キスをしなくちゃ治らなかったってわけ?」 ジーン 「仕方ないだろう!?あの時は本当に次元葬されるかと思ったんだ!!」 メアト 「手とか、ほっぺでいいでしょ!!あんた唇なんてねぇ!!あたしの初めてなのよ!責任取りなさいよ!」 イグニス 「責任………」 イグニス 「そうだな、今回の件は俺のせいだ……責任は取る、なんでも言うことを聞く」 メアト 「なんでも?本当になんでもよね!?」 メアト 「だ………だったら………」ドキドキドキドキ メアト 「イグニス、その………」 メアト 「ジーンちょっとあっち行って!!」 ジーン 「は、はいっ!!」ササッ メアト 「………イグニス、あたしと………その、……つ、つ、つき………」 イグニス 「ん?」 メアト 「…………付き合ってよ………明日、買い物に」 イグニス 「………買い物?」 イグニス 「それでいいのか?」 メアト 「………全部、あんたが支払いなさいよ」 イグニス 「…………分かった、なんでも買ってやろう」 メアト 「ホント!?約束だからね!!じゃあ!」 ………… ジーン 「いいんですか?呪いが本物に変わったかもしれないんですよ」 イグニス 「………まやかしじゃないなら、それでいい」 イグニス 「あいつが心から俺を想ってるなら、改めて応える。」 イグニス 「それでいい………」 ジーン 「イグニス………」 ジーン 「明日、荷物運びくらいなら手伝いますよ?」 イグニス 「いや、大丈夫さ………今日はご苦労だった、ジーン」 ジーン 「そちらこそ、お疲れ様です」 こうして、イグニスが巻き込まれた騒動は終わりを……… ジーン 「あれ、なんだか忘れているような…………」 魔王 「イグニス、私は婚約は悪くは思わないがそういうのは唐突ではなく結婚を前提に付き合いをした上で………」 イグニス 「…………え?言っている意味がよく分かりませんが」 メアト 「へ、ヘリオール!!あ、あんた何を言ってあばばばばばば」ボンッ! ジーン 「あああああああああぁぁぁ!!!!」 ジーン 「魔王様の誤解を解くのを忘れていた!!」 ジーン 「魔王様、魔王様ーーーー!!これには事情が!!」 【イグニスの出られない1日】 『おしまい。』
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週刊朝日編集部編 『忘れられない一冊』 朝日文庫 2013.9 1.藍川京(官能小説家) 雪の記憶 富島健夫 読むのが早すぎた 2.青山南(翻訳家) 「怒りの葡萄」と文庫表紙の画家(ベン・シャーン) 高校生で出会った 3.阿刀田高(小説家) グリーン家殺人事件 ヴァン・ダイン ただひたすらおもしろい 4.安部龍太郎(小説家) 全東洋街道 藤原新也 役所をやめる決意を固めた 5.新井素子(SF作家) 忘れられない本だが忘れてしまった本 6.荒井良二(絵本作家) お伽草子 食わず嫌いだった 7.有栖川有栖(作家) 洞爺丸はなぜ沈んだか 旅の最中のご当地本 8.生島淳(スポーツライター) 三陸海岸大津波 3・11に上京するはずだった姉 9.井上荒野(作家) ちゃお・つうゆえ 父の書斎から 10.井上章一(国際日本文化研究センター教授) 少年のためのマンガ家入門 石ノ森章太郎 小学生の挫折体験 11.内澤旬子(イラストルポライター) 一寸法師 江戸川乱歩 時間を忘れた読書 12.冲方丁(作家) 鈴の鳴る道 星野富弘 教室に沈黙が降りた 13.海野弘(評論家、小説家) アール・ヌーヴォー シュムッツラー もの書きの世界へ 14.大竹聡(ライター) 長距離走者の孤独(原書) アラン・シリトー イギリスのパブで 15.太田治子(作家) 脂肪の塊 モーパッサン 中学生でやっと読めた 16.大林宣彦(映画作家) 田園の憂鬱 佐藤春夫 国民学校一年生だった 17.岡田利規(演劇作家) かもめのジョナサン リチャード・バック ナイーブさというのは厄介だ 18.奥野修司(ノンフィクション作家) 草合 夏目漱石 アマゾンの安宿で 19.角幡唯介(作家) 影の地帯 松本清張 清張が描いた新聞記者 20.金原瑞人(翻訳家) ふくろかつぎの王子 妹が略奪していった本 21.川内倫子(写真家) NAMI 梶井照陰 突き出ていっる写真集 22.菊地秀行(小説家) 闇の○子 藤沢周平 父の死を前に病院の待合室で 23.北村薫(作家) 道化役者と虫歯 父の作品(童話) 24.桐山秀樹(作家) デミアン ヘルマン・ヘッセ 手許に置いて繰り返し読む本 25.車谷長吉(小説家) 航海日誌 アルプ 結婚のきっかけ 26.小林エリカ(作家) シャーロック・ホームズ家の料理読本 ファニー・クラドック ヨーロピアンな食卓 27.最相葉月(ノンフィクションライター) 三太郎の日記 阿部次郎 二十歳の思い出 28.島田裕巳(宗教学者) 大菩薩峠 職を失って机竜之助と歩く 29.清水ミチコ(タレント) 大地 パール・バック 高校生の頃 30.志茂田景樹(作家) ベルレーヌの詩 戦死した兄の本箱 31.辛酸なめ子(漫画家) 王妃マリー・アントワネット 遠藤周作 小学生の頃、興奮した官能小説 32.鈴木邦男(一水会顧問) 一年有半 中江兆民 挫折を感じたときに 33.園子温(映画監督) J・コクトー詩集(堀口大學訳) 日本に帰ろうと決意させた 34.平安寿子(小説家) 砂の女 安部公房 夏休みの宿題 35.高野秀行(辺境作家) シドニー・シェルダンの作品 絶体絶命時に読むといい 36.高橋順子(詩人) 私語り口樋口一葉 夫の決意に触れた一冊 37.谷村志穂(小説家) 鴎外全集著作編33巻 先生からもらった本 38.旦敬介(作家) Negro Year Book (1947) 父の書斎にあった本 39.辻村深月(小説家) 屍鬼 小野不由美 帰省中に 40.出久根達郎(小説家) 華麗なるギャツビー 病院のトイレで 41.戸梶圭太(小説家) 富士見ロマン文庫(カバーがほぼ金子國義) センスのいい出版社 42.中島京子(小説家) 放浪記 林芙美子 通学途中でもらった本 43.中島誠之助(古美術鑑定家) 人間の条件 五味川純平 マグロ漁船で 44.中野京子(ドイツ文学者) ゲーテ詩集 45.長野まゆみ(小説家) 少年愛の美学 高校生の頃 46.中村文則(小説家) 一粒の麦もし死なずば アンドレ・ジッド 得体の知れぬ恐ろしさ 47.なぎら健壱(エッセイスト) ああ無情 かつての蔵書を古本屋で 48.西部邁(評論家) 白痴 ドストエフスキー 学生運動へのきっかけ 49.芳賀徹(比較文学者) ドミニック 私のマドレーヌと結婚 50.蓮見圭一(小説家) グッド・バイ 年上の男性がくれた本 51.秦建日子(作家) 娘に語る祖国 つかこうへい 初めてシナリオにおこした本 52.幅允孝(ブックディレクター) だるまさんが かがくいひろし 息子が好きな本 53.林あまり(歌人) 緑の部屋 木島始 背表紙に心魅せられて 54.速水健朗(編集者) 甦える金狼 大藪春彦 中学時代の愛読書 55.東直子(歌人) 星新一のショート・ショート 病院で 56.久田恵(ノンフィクション作家) ノルウェイの森 村上春樹 息子との思い出 57.平松洋子(エッセイスト) パリから 娘とわたしの時間 増井和子 高校生の頃 58.伏見憲明(作家) 「死への準備」日記 昨日と違う今日を生きる 千葉敦子 青春時代に詠んだ本 59.別役実(劇作家) 『鼻行類』 レオ・レオーニ 嘘の話 県立 8F自然科学480.4シ 市立 60.星野博美(作家) 白痴 ドストエフスキー 「別れ」のきっかけ 61.穂村弘(歌人) 最新ウエイトトレーニング法 山上での贅沢品 62.前田司郎(劇作家) 二分間の冒険 小学校で 63.万城目学(小説家) 餞金について 車屋長吉 大学生からよく読んだ 64.松浦弥太郎(「暮らしの手帖」取締役編集長) 高村光太郎詩集 反抗的な中学生だった 65.松田哲夫(編集者) カムイ伝 編集者になったきっかけ 66.松田美智子(作家) 春にして君を離れ アガサ・クリスティ 離婚への後押し 67.松本隆(作詞家) 少年探偵団 江戸川乱歩 父の書棚で 68.黛まどか(俳人) 叫ぶ私 森瑤子 OL時代 69.三浦しをん(作家) 好色 芥川龍之介 ウン○を食べる食べる話 70.宮下奈都(小説家) 武市の夢の庭 好きで好きでたまらないこと 71.マイク・モラスキー(一橋大学教授) ポケット版英和・和英辞典 日本に来たばかりの頃 72.森達也(映画監督) 一千一秒物語 稲垣足穂 別れ 73.森永卓郎(経済アナリスト) 転換期の宗教 笠原 30年間も読み続けた 74.森まゆみ(作家) 座右にある未読全集 75.森山大道(写真家) チボー家の人々 マルタン・デュ・ガール 母からの遺言がわりの本 76.諸田玲子(小説家) ベスト&ブライテスト ハルバースタム 夫が残していった本 77.山折哲雄(宗教学者) 春と修羅(初版本) 大学時代、酒代に消えた本 78.山川静夫(エッセイスト) 海軍主計大尉小泉信吉 息子が生まれる直前に 79.山田太一(作家) 立原道造詩集 十代後半の気持ち 80.山本譲司(作家) 鬼の○(あしおと) 西村寿行 拘置所で読んだ脱獄の話 81.吉田篤弘(作家) 夢の中の本屋で 82.吉田豪(プロ書評家) 紫の履歴書 美輪明宏 初めてのタレント本
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「今日はせっかくの虚無の曜日だから、街の案内をしてあげるわ」 その一言で彼女達の休日の過ごし方が決まった。 ◇◆◇虚無の曜日◇◆◇ 「タバサ。今から出かけるわよ!早くしたくをしてちょうだい!」 昨夜、黒犬に襲われてボロボロになったキュルケが部屋に入ってくるなり大声で言った。 「・・・黒犬から逃げるの?」 「まさか、そんなの二の次よ。あの程度の障害で恋を諦めたらツェルプストーの名が廃るわ。 って、そんなことよりダーリンがルイズと一緒に出かけたの。だから今すぐそれを追いかけるの」 (ダーリン?だれのこと?) 表情にもそれが出ていたらしく、キュルケが説明を始める。 「あぁ、そっか。あなたにはちゃんと説明しないとダメね。あたしは恋をしたの。ルイズが喚び出したペルデュラボーに」 「・・・それで、なんで私に頼むの?」 「二人とも馬で行っちゃったのよ。それで、あなたの使い魔じゃないと追いつかないのよ。助けて!」 そう言ってキュルケはタバサに泣き付いた。 なるほど、そういうことか。 そうタバサは納得すると、窓を開け口笛を吹いた。 「ありがとう。手伝ってくれるのね!」 友人が助けを求めている以上、面倒だけど受けるまでである。 そして、彼女たちも街へ向かった。 「やはり、いささか狭いな」 半日かけて街を回ったペルデュラボーの感想がこれだ。 「狭いって、ここはトリステイン一の都市よ?いったいどんなところから来たのよ、あなた」 世界的に見ても、かなりの規模の都市を『狭い』と言われてしまっては気になるのも当然だ。 「アーカムシティという、どのループでも昼夜問わずに活気と怪奇に満ち溢れた妖夢都市だ」 「それって、前に言ってた別の世界のこと?どうも信じられないのよねぇ」 ペルデュラボーが凄い魔法使いだってのは理解できるが、別の世界となると話が胡散臭すぎてイマイチ信じられない。 「別に信じなくてもよいのだがな。・・・それで、今度はどこへ行くのだ?」 ルイズにとっては、これから行く場所が今日の本題だった。 「武器屋よ。あなたが素手でも強いってのは知ってるけど、使い魔とは言え貴族に仕えてるんだから剣の一本でも持ってないと格好がつかないでしょ?」 「なんだおめぇ、俺になんか用か?」 ルイズが武器屋の主人と会話をしていると、ペルデュラボーの視線の先にある錆びた剣から声が聞こえた。 「あれってインテリジェンスソード?」 「そうでさ。意思を持つ魔剣、インテリジェンスソードのデルフリンガーでさ。いったい、どこの魔術師が剣を喋らせようなんて思ったんでしょうさね」 やかましい上にまったく売れない剣を少し呆れたように武器屋の主人は説明した。 「おっでれーた。おめぇ、『使い手』か。他の剣なんて買わないで俺を買え、俺を」 (『使い手』?なんなんだろ、それ) そうルイズが思っていると、ペルデュラボーはその剣を手に取った。 「ふむ、そうだな」 「え~、もしかしてそんなのにするの?もっと綺麗で静かなヤツのほうがいいんじゃないの?」 「あぁ。この剣がこの店で一番魔力を持っているからな」 「おれでーた。おめぇ、そんなことまで分かるのか」 どうも気に入ってしまったらしい。 「ねぇ、あの剣っておいくら?」 「あれなら100で結構でさ」 「あら、安いじゃない」 「こっちとしては厄介払いみたいなもんでさ。来る客全員にケンカを吹っかけるような剣ですから。どうしてもウルサイようだったら鞘にでも入れておけば静かになりまさあ」 「本当にそんな汚いのでよかったの?ペルデュラボー」 「見た目が気になるのか?」 「そりゃーね。あんまりにもみっともないと笑い者にしかならないわよ」 「そうか」 そう呟くと、時計をキリリと巻き戻す。そして、それに合わせるかのようにデルフリンガーの錆が巻き戻されて、消えていく。 そして錆びた剣が新品同様に巻き戻される。 「おっでれーた。こんなことまで出来んのか、『使い手』」 「へ~、けっこー綺麗な剣だったのね、これ」 錆びてボロボロになっていた剣が、武器屋で一番高かった剣よりも立派な姿に化けたらこういう感想しか出ないだろう、きっと。 番外 本日一番得したヤツ:最高の『使い手』に買われた上に新品同様の形に戻ることのできたデルフ
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+ 日本語吹替声優 サミュエル・ジョゼフ・スカッダー 大塚芳忠 『超音速ヒーロー ザ・フラッシュ』 木下浩之 『ザ・バットマン』 檜山修之 『THE FLASH/フラッシュ』 粕谷大介 『ジャスティス・リーグxRWBY スーパーヒーロー&ハンターズ Part 2』 DCコミックに登場するヴィラン。初出は1959年の『The Flash #105』。 二代目フラッシュことバリー・アレンの宿敵の一人で、現在は計3代存在する。 共通して鏡に関する能力を持ち、自身の鏡像で相手を惑わしたり、鏡の次元を移動して瞬間移動したりできる。 初代 本名はサミュエル・ジョゼフ・スカッダー。愛称はサム。身長177.8cm。体重79.4kg。 セントラルシティ・プリズン・ワークショップでチャンスを待つ間、偶然にも画期的なホログラムの作り方を編み出し、脱獄に成功する。 ローグス・ギャラリーの一員として活動し、高度な技術を駆使して強盗等の悪事を行う。 同チームのキャプテンコールドとは、後にシークレット・ソサエティ・オブ・スーパーヴィランズの創設メンバーとなる他、 インジャスティス・ギャングにも所属していた。 皮肉なことに、『クライシス・オン・インフィニット・アース』において宿敵のバリー共々死亡した。 フラッシュとバットマンを捕らえて死刑執行!勝った!バットマン完!……か?(4 37から) 二代目 バリーの宿敵の一人キャプテンブーメランがスーサイド・スクワッド時代に、悪事がバレない様に初代の装備を入手して活動していた。 三代目 初出は1989年の『Animal Man #8』。 本名はエバン・マッキュロッチ。身長180.3cm。体重78.5kg。 元々はスコットランドで傭兵をしていた。 反環境保護企業の繋がりのある陰の組織から報酬と引き換えに、ミラーマスターとなった。 最初の任務はアニマルマンの家族を脅し、環境保護に関して影響力の強い彼の役割を弱体化させる事だった。 2006年の『Checkmate(Vol.2)#6』において新生スーサイド・スクワッドの一員として活動した。 四代目フラッシュことバート・アレンの殺害に関わった一人でもある。 装備を非常に精密な物へと改良し、銀行強盗で満足していたスカッダーとは異なり、より凶悪な悪事を働いている。 (参考資料:『DCキャラクター大辞典』) ゲーム情報サイト「IGN」のコミックヴィランランキング「The Top 100 Comic Book Villains」では、 ミステリオやバイオレーターを抑えて79位にランクインした。 MUGENにおけるミラーマスター Tabris氏とDry31氏による共同製作のジェミニマンをベースにcesarsombra氏が製作したキャラ(現在入手不可)を、 odin123氏の手で改変された物が某所で公開中。 操作方法は6ボタン方式。 通常技の飛び道具「Laser」はジェミニマンから流用されており、壁に当たると反射する仕様になっている。 超必殺技は鏡から出現させたドラゴンが炎ブレスを吐く「Dragon Fire」、太いレーザーを発射する「OmniLaser」、 分身を呼んで同時攻撃する「Twin Splitter」の3種。 …が、バグなのか「Twin Splitter」で呼んだ分身は「Dragon Fire」を延々と発射するため、場合によってはこれでハメ殺せてしまう。 AIは簡易的な物が搭載されている。「Laser」が優秀なため、運が良ければ格上相手にも勝てるかもしれない。 参考動画。お相手はジェニス・ベル 出場大会 「[大会] [ミラーマスター]」をタグに含むページは1つもありません。